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KDDI起きてしまった輻輳 [インフラ対策]

通信障害、輻輳とは?


 7月2日に発生したau =KDDIにおける大規模通信障害によって多方面に大きな影響を与えている事は皆さん周知の事と思います。
 その原因として音声通話処理に関する部分で「輻輳=ふくそう」が発生した為であると会社側の説明が発表されました。

 このブログの愛読者なら分かるとは思いますが、過去に大規模地震などの災害で発生した通信機器の輻輳、東日本大震災時には通常時の9倍の電話トラヒック(通話の流れ、または通話が通信網を占領する時間)が被災地に集中した事によって発生しています。
 通信ネットワークが輻輳しますと、警察消防、海上保安庁などへの緊急通信や防災機関などの災害復旧活動に用いられる災害時有線電話などの重要通信も繋がりにくくなります。

また、一般利用者が電話が繋がらないなど、再度かけ直しを続ける所謂「再呼」を産み、さらに輻輳を増長させていくと云う悪循環を生みだしてしまうのです。
 今回の大規模通信障害は「au」「 UQmobil」「 povo」等、KDDIが提供しているモバイル通信の利用者ばかりではなく、KDDIのモバイル回線を利用している楽天モバイルやMVNO、さらにKDDI回線を利用する多くの企業のサービスにも影響を与えてしまったのです。







各サービスの影響とは
 其れではどんなところに影響を与えていたのか各メディア等の情報を整理しますと、KDDI回線を利用していた銀行のATMが使えなくなったり宅配サービスの配送情報が更新されなかったり、気象観測点の一部データが収集な出来なくなったり等が起きていたようです。
 KDDIの説明では障害発生の契機となってしまったのは、「コアネットワークのルーターを交換した際に、何故か音声通話が一部不通になってしまった」事によると思われる(この時にはまだ原因が特定されていません)。

 そこでKDDIは急遽ルーターを元の物に戻して対処、しかし4Gのネットワークで音声通話をする「VoLTE」を司る「VoLTE交換機」の部分でアクセス集中が発生してしまったと云う事です。
 このアクセス集中が輻輳であり、これ等の状況に陥ったためにネットワークの他の部分にも影響して大規模通信障害に至ってしまったと報告しています。

 ネットワークのある部分で通信が出来なくなってしまうと他の部分にある危機からの要求にもこたえられ無くなり服装の連鎖が起きてしまう事も多く、今回のKDDIの障害でもVoLTE交換機で発生した輻輳が、スマートフォンなどの端末位置を登録するモバイル通信の要となる「加入者データベース」からの応答に応えられ無くなり、その結果、加入者データベースにも輻輳が発生して障害の規模が大きくなってしまったのではないでしょうか。






通信会社の輻輳への対策
 これ等の輻輳は様々なタイミングで起こることが有るそうです。
 前述したように大規模災害の発生時や大規模イベントなどで特定の場所に多くの人が集まった時などにも、其処にいる人たちが一斉にスマートフォンや携帯電話などを使って通信する事によって輻輳が発生しやすいのです。

 このように輻輳が発生した場合に、緊急通信である110判、119番と云った重要な通信も出来なくってしまう可能性が高まるために各携帯電話会社は輻輳の発生に向けて様々な対処を実施しているそうです。

 大規模災害時等には爆発的なトラフィックが」発生した時に音声通話の発信を規制して輻輳の発生の抑制するのですがこの場合、発進時に電話が込み合っている旨のアナウンスが流れるシステムになっています。
 また緊急通信などの重要通話はネットワークに専用の領域を用意し、輻輳の影響を受けないようにするなどの対処を実施していると云う事です。

 大規模イベントなどの場合には、開催日時が事前に分かっている事などから予め移動基地局車などを現地に派遣し、現地のトラフィックを分散して輻輳の発生を防いでいるそうです。






参考文献および資料
認定特定非営利活動法人日本防災士機構 防災士教本
一般財団法人日本消防設備安全センター 自衛消防業務講習テキスト
一般社団法人東京防災設備保守協会 防災センター要員講習テキスト
東京都首都直下地震帰宅困難者等対策協議会 事業所における帰宅困難者対策ガイドライン
総務省消防庁 防災マニュアル
防災対策推進検討会議 自動車で安全かつ確実に避難できる方策
気象庁・局地的大雨から身を守るために 防災気象情報の活用の手引き
内閣府 防災情報のページ
環境省 人とペットの災害対策ガイドライン
長野県諏訪地域振興局 長野県魅力発信ブログ
月間総務オンライン 総務辞典
寒地土木研究所 雪崩に関する基礎情報
タグ:輻輳
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