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初めまして、今日から防災ブログをはじめます [冬山]

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薄毛は飲み薬で治る時代!悩まないで挑戦してみて下さい

身近な危険を知りましょう。

筆者は団地型大型マンション(4棟建・総戸数681戸)の防災管理室や、486床のベッド数を誇る二次医療施設(病院)、24階建ての企業ビル(社員及びスタッフ数含み1200名)の防災センターに勤務していた経験をもとに、防災士(日本防災士機構認定)としての知識や経験から、身近な防災について述べていきたいと思っています。

災害には天災(大型台風や地震)、自然災害(突然起こる土砂崩れや雪崩)、人災(我々の人為的不可抗力で起きてしまった災害、原発事故や沖縄首里城火災など)が有ります。

これらは規模が大きいのでまた改めて個別に様々な観点からご紹介していく予定でいます。


今日の問題提起は冬山です。

最近もありましたよね、外国人グループが北海道の大雪山系旭岳に入山したアメリカ国籍で30歳代とみられる男性が行方不明になった事件です。

自然の雪山を滑るバックカントリー(BC)スキーやスノーボードですが、ここ数年続いて北海道を含め各スキー場などではスキー中の雪崩遭難が相次いでいるのです。

特に北海道のBCは「JAPOW(ジャパウ)」と呼ばれており、水分の少ない上質なパウダースノーが楽しめるのだそうです。


外国人には人気が高く観光客としては有りがたいのですが、BCに入られる事によって雪崩や滑落の危険が有るのです。

実際に、1月30日に占冠村中トマムの山中でBCをしていたフランス人8人の内38歳の男性が雪崩に巻き込まれ、翌朝に北海道警山岳救助隊によって心肺停止状態の男性が発見されましたが、その後死亡が確認されています。


スキー関係者の話によりますとコース外というだけでなく、安全なスキー場管理区域外の外へ柵を超えて出て行ったそうです。

同様の事故が2月1日中頓別町のスキー場でも発生していますが、この2件の事故を調査した日本氷雪学会北海道支部の雪氷災害調査チームは、積雪中の弱い層が壊れて広範囲で一斉に雪が崩れる表層雪崩が起きたと発表しています。





BCスキーでは雪山登山の知識や備えが必要ですが、スキー場の管理区域外のため明確な決まりは有りません。

最近スキー場から気軽に雪山へ出て道に迷う人などの遭難が相次いでいますが、実は冬山の救助活動には二次災害が付きまといます、つまり救助隊員も事故にあう恐れが付きまとっている!その事を知らない人が多いのです。


救助隊だって自然の力にはかないません、其れでも危険と背合わせにして救助活動をしているのです。

これは冬山ばかりではなく夏山でも、落雷や落石大雨などで発生する濁流や土砂石流、土砂崩れなど山では絶えず二次災害がいつ起きても不思議ではないのです。


対策として

冬山に入るにはある程度の知識や経験が必要です、しかし、管理されているスキー場内では安全が確認されている為、誰でもスキーを滑る楽しさを味わえます。

しかし、BCスキーやスノーボードになりますと話は別になります、ある程度の経験と知識、そして装備が必要になります。


装備品としてビーコン(電波送受信機)が必携ですが、BCに入る方はこのビーコンを持って入る人が少ないのです。


BCは一般的に手付かずの自然が残っていますが、雪のない時に安全性を考えて整備されたスキー場と違い農林業などレジャー以外の目的で整備されている為、安全性は保障できません。

また、雪の下がどのようになっているのか分かりませんよね、整備されていない場所を滑る訳ですから見えない起伏・岩・木の根など、板が外れるなどのわずかなミスでコントロールが出来なくなって死に直結する可能性もあります。


因みに、BCでの遭難の場合、捜索・救出費用はほぼ全額が自己負担(救急車は無料で救助ヘリも無料(一部の地方行政は有料))になっているそうで、かなり高額になるそうです。




参考文献および資料
認定特定非営利活動法人日本防災士機構 防災士教本
一般財団法人日本消防設備安全センター 自衛消防業務講習テキスト
一般社団法人東京防災設備保守協会 防災センター要員講習テキスト
東京都首都直下地震帰宅困難者等対策協議会 事業所における帰宅困難者対策ガイドライン
総務省消防庁 防災マニュアル
防災対策推進検討会議 自動車で安全かつ確実に避難できる方策
気象庁・局地的大雨から身を守るために 防災気象情報の活用の手引き
内閣府 防災情報のページより





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