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日本の地震の原因は、4つのプレートに揺さぶられているから [大規模地震]

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日本列島を震わす大鯰の正体は4枚のプレートがひしめき合っているからだった。



地震学や気象学については疎い私ですが、でも、昔から日本列島を震わすには地下に大鯰がいるからだ・・・という話は小さい時から聞かされていました、そのナマズの正体は4枚のプレートだったのです。

私の浅学で紹介するのはちょっと・・・とは思いましたが、日本列島の災害を考える中でどうしても通らなければならないのがこの問題なのです


地震とナマズの因果関係.jpg


夢を壊すような話かもしれませんが、実はこの4枚のプレートが今までの日本列島を襲った大規模地震の原因であり、これから先も日本列島を襲う可能性が有ると言う事なのです。

日本の国土面積は、地球上の陸地の約400分の1にすぎませんが、日本列島及びその周辺から吐き出される地震や火山噴火のエネルギーは、地球全体の約10分の1に達しており、これは日本列島が世界有数の変動帯に位置しているからなのです。


前述しましたが、日本列島の周辺には4枚のプレートがひしめき合っていますが、実は地球の表面は十数枚プレートと呼ばれる岩盤に覆われていて、そして互いに動き合っているのです。

これらのプレート境界あたりで地震活動や火山活動が活発だと云われ、プレートの境界では、海のプレートが陸のプレートの下に沈み込んでいる所もありますし、陸のプレート同士がぶつかり合っている所もあるそうです。



プレート境界と地震・火山活動


日本を取り巻く4枚のプレート.jpg


① 太平洋プレート

東太平洋領海で生まれ、はるばると西進してきた「太平洋プレート」は、千島海溝~日本海溝~マリアナ海溝とつづく海溝の所で日本列島を乗せているプレートの下に沈み込んでいます。

② フィリピン海プレート

フィリピン海プレートは小さなプレートですが、このプレートが沈み込む相模トラフや南海トラフで、関東地震や東海地震、南海地震を引き起こすのです。

最近よく聞く南海トラフ地震はこのプレートが原因の一つと言われており、なおトラフ=troughとは海溝の浅いものを呼びます。

③ 北米プレートとユーラシアプレート

北米プレートとユーラシアプレートはともに陸のプレートで、両者の境界が日本列島の中央部を横断していますが、その境界が新潟県の糸魚川から静岡にかけて伸びる「糸魚川~静岡構造線」で日本列島を東北日本と西南日本とに分断する大構造線=大活断層なのです。



このプレート境界付近ではしばしば大きな地震が発生しており、例えば海溝型の巨大地震で太平洋側だけでなく日本海側でも、1983年の日本海中部地震や1993年の北海道南西沖地震などがおきています。

また三陸沿岸に大津波をもたらすマグニチュード(M)8クラスの巨大地震も千島海溝や日本海溝で発生しています。

他にも、フィリピン海プレートとユーラシアプレートの境界では、1944年の東海沖地震や、1946年の南海地震が発生しており、東海地震もその切迫性が指摘されています。





地震はなぜ発生するのか?

地震はなぜ発生するのか?科学の時代の今では大鯰の伝説はともかくとして謎とされてきましたが、地震学の進歩によって1960年代にようやく地震観が確立しました。

それは、地震は同じ場所で繰り返し起きる、地震には「顔」が有ると云うものです


① 地震は断層の活動である

地震とは地下深い所で岩石が破壊される現象で、破壊のショックが地中を並みとなって伝わり、地表に達したときに地上のあらゆる物を揺らすのですが、私たちはこの時に初めて地震が来たと感じているのです。

地下での岩石の破壊とは、断層の活動の減少で、断層活動とはある面を境にして両側の岩盤がずれ合う現象で、その面が破壊面となります。


地震の波が進む速さは、地盤の性質にもよりますが、速い方のP波が秒速7㎞、遅い方のS波が秒速約4㎞です。

② 地震は同じ場所で繰り返し起きる

ある場所を震源域として地震が発生し、余震を含めてエネルギーの放出が終わると其の後に、次の地震を起こすエネルギーが徐々に溜まってきて、それが限界に達すると次の地震が発生するのです。

③ 地震には顔がある

火山性地震や群発地震を除くいわゆる構造性の地震は、「海溝型の巨大地震」(海溝型地震)と「内陸直下の地震」(内陸型地震)、「沈み込みプレート(海洋プレート)の中が割れて起きる地震」に大別できます。


プレートの沈み込み.jpg


海溝型の巨大地震は、太平洋プレートやフィリピン海プレートが、日本列島を乗せている北米プレートやユーラシアプレートの下に沈み込んでいる海溝部で発生します。

海のプレートは、1年間に数㎝~10㎝の速さで陸側のプレートの下に沈み込んでいます、この時に陸側のプレートを固着しながら沈み込んでいくのですが、ある所まで来ると、陸側のプレートが限界に達しして大きく反発するのですが、この時に海のプレートと跳ね返った陸側のプレートとの境界で大規模な破壊が生まれ大地震が発生することになります

M8クラスの巨大地震となる事が多く、広範囲にわたって侵害をもたらすと共に大津波が発生して沿岸に襲来することも有ります。





内陸直下の地震で大きな被害をもたらすのは、活断層の活動によるものが多いと言われ、活断層は、最近数十万年の間に活動をした形跡が地形に残っていて、将来も活動して地震を発生させると考えられています。

不自然に一直線に伸びた谷や崖、(産地と平野の境界)が活断層の存在を示していることが多く、またそれを挟んで両側の地形が上下あるいは水平にズレているので分かりやすく、このような地形のズレは過去からの活断層の活動の累積によって出来たものなのです。


活断層の活動による内陸直下型の地震は一般的に震源が浅く、地表は激しく揺れ、局所的であるにも関わらず甚大な災害となる事があります。


「沈み込むプレート(海洋プレート)の中が割れて起こる地震」を「海洋プレート内地震」あるいは「プレート内地震」と呼び、この地震は「沈み込んだ海洋プレート」や「これから沈み込む海洋プレート」で発生し、前者は震源が深くなる傾向にあり、後者は浅くなることが多いと言われています。


④ 地震の顔に応じ、発生感覚に差がある

「海溝型の巨大地震(M8クラス)」は発生間隔が比較的短と云われ、関東大震災を引き起こした相模トラフ巨大地震は200年ぐらいの感覚で起きていましたが、M8クラスの倒壊・東南海・南海地震は100~150年の間隔で起きています。

特に駿河湾内から遠州灘にかけての部分は、1854年の安政東海地震以来160年も地震を起こしていませんので、「東海地震は切迫している」と考えられています。


これに対して、内陸の活断層が動いて起きる地震の間隔は比較的長く早いもので800年から1000年前後に、再来する周期の長いもになりますと1万年とか数十万年になる物もあるのです。

1995年に起きた阪神淡路大震災を起こした六甲断層系の活断層は、1000年前後の間隔で活動してきたと考えられています。




参考文献および資料
認定特定非営利活動法人日本防災士機構 防災士教本
一般財団法人日本消防設備安全センター 自衛消防業務講習テキスト
一般社団法人東京防災設備保守協会 防災センター要員講習テキスト
東京都首都直下地震帰宅困難者等対策協議会 事業所における帰宅困難者対策ガイドライン
総務省消防庁 防災マニュアル
防災対策推進検討会議 自動車で安全かつ確実に避難できる方策
気象庁・局地的大雨から身を守るために 防災気象情報の活用の手引き
内閣府 防災情報のページより




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