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線状降水帯よる土砂災害と河川氾濫,そして複合災害の難しさ [風水害]

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九州北部で線状降水帯が発生、記録的な大雨に!


日本列島は活発な梅雨前線の影響によって、6月24日から九州北部は局地的な猛烈な雨が降り続いています。

気象庁は長崎年内に記録的短時間大雨情報を3回発表し、長崎・佐賀両県で計約25万人に避難指示・勧告を出しました。

佐世保市集中豪雨.jpg

今後、26日未明にかけて断続的に非常に激しい雨が降る恐れがあり、同庁などは長崎県に土砂災害警戒情報を出し、厳重な警戒を呼び掛けています。

気象庁によりますと、長崎県佐世保市では3時間雨量が観測史上最大の181.5ミリを観測、1時間雨量では佐世保市81.5ミリ、同県五島市75.5ミリを記録するなど、佐世保市では寺の石垣が崩れるなどの被害も出ています。


26日午前には佐世保市が9万4592世帯=21万893人に避難指示が出たほか、長崎・佐賀両県の5市町で、計1万2251世帯2万8559人に避難勧告が出ており、両県内で36人が避難しています。


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線状降水帯とは

昨今の日本では、集中豪雨発生時に、気象レーダー画像や解析雨量分布に線上の降水域がしばしばみられるようになりました。

実はこのような事は以前から指摘されていたそうですが、事例解析的な研究はされているのに統計的な調べはされていなかったのですが最近になって台風による直接的な事例を除く者のうちの約3分の2で線状の降水域が確認されたのです。


集中豪雨発生時によくみられる線上の降水域は、その見た目の特徴から「線状降水帯」と呼ばれるようになったのです。

甚大な被害が発生した近年の集中豪雨で上げられる平成24年7月九州北部豪雨、平成25年8月の秋田・岩手県の大雨、平成26年8月広島県の大雨などは線状降水帯によって引き起こされたのです。


集中郷による災害を少しでも軽減し防ぐには、それらの正確な監視・予測は必須であり、その為には集中豪雨をもたらすことが多い線上降水帯を正しく理解する必要があります。

つまり、線状降水帯の理解は、気象学だけではなく防災の観点からも非常に重要と云えるでしょう。


線状降水帯とは、複数の積乱雲が線上に並ぶ形態をしているもので、最近ではマスコミが集中豪雨の原因を説明する際に線上降水帯と云う言葉を使用していますので、多くの方は耳にしたことがあると思います。






複合災害対応の難しさ

新型コロナウイルス感染拡大後、全国で初めて長崎県内で大雨による避難指示・勧告が25日に出されました。

長崎県内では、各自治体が感染対策をしながら避難者を受け入れたと云うのですが、検温など必要な対策に手が回らなかった避難所も有るようで、「避難」と「感染対策」への両立の難しさが出てしまったようです。


記録的な大雨に見舞われた佐世保市では27ヵ所の避難所を開設したそうですが、職員が一人一人に体調確認を口頭でしたそうですが、開設準備で忙しく検温までは手が回らなかったそうです。

県は感染対策にに関する内閣府などの通知を受け、避難所の開設・運営における対策チェックリストを作成していましたが現実に起こった災害に対してはまだ難しが有るようです。


◎ 家族間で約2mの間隔の確保
◎ 発熱などの症状がある人専用のスペースの確保
◎ 十分な換気
◎ 頻繁に手が触れる場所の1日2回以上の消毒

各自治体はチェックリストなどを参考にして独自のマニュアルを作成、対応にあたっているそうです。


佐世保市などでは避難所対応にあたる職員を核施設1人から原則2人に増員、避難者が入室する際に非接触型体温計を使って検温し、定期的に消毒や喚起をする等の対策を決めています。

また、避難前に必ず自宅で検温するよう、ホームページや広報で呼びかけていたそうですが、突然の豪雨発生に対応が後手に回ってしまった部分があったようです。

「佐世保市避難所.jpg


避難者にとって必要な情報として、どの避難所にどれくらいの人が避難しているのか、過密になっていないかなどの情報の共有・発信が求められるようです。

これからの豪雨、台風シーズンに備え、手順やノウハウの確認・運用の仕方などを、ボランティアを含め区市町村職員と共に再確認していかなければならないと思います。


災害は突然私たちにやってきます、今準備しているからでは遅く災害は待ってはくれません。

その為にも、複合災害についての検討を進めた対策を進めて欲しいですね。




参考文献および資料
認定特定非営利活動法人日本防災士機構 防災士教本
一般財団法人日本消防設備安全センター 自衛消防業務講習テキスト
一般社団法人東京防災設備保守協会 防災センター要員講習テキスト
東京都首都直下地震帰宅困難者等対策協議会 事業所における帰宅困難者対策ガイドライン
総務省消防庁 防災マニュアル
防災対策推進検討会議 自動車で安全かつ確実に避難できる方策
気象庁・局地的大雨から身を守るために 防災気象情報の活用の手引き
内閣府 防災情報のページより




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