火災を発見したらあなたはどうします? [火災時の対応]
万一、火災を発見したらあなたのやるべき事は!!!!
私達が万が一火事を発見したときにやるべき事は・・・・ビル火災でも述べていますが私達がやることは「通報」、「消火」、「避難(誘導)」の3つです。
どれを優先するかは其の時の延焼状況にもよりますが、ここで判断を誤ってしまうと自分の命も、また多くの人の命も失うこと繋がるのです。
命を守ることを考えますと、避難を優先すべきなのですが、初期消火できる段階で避難をしてしまうと、被害を拡大させてしまうことになってしまうのです。
「避難するか」「消火するか」を判断する上で重要なことは自分で出きる「初期消火の限界」を知って置くことが大切です。
旅行や出張、または新年会や忘年会など飲食店や旅館・ホテル等を利用する場合、一番最初に行ってもらいたいのは「非常口」と「避難経路の確認」です。
併せてどこに消火器や消火栓があるか等も確認する習慣をつけましょう。
火災の避難では、一酸化炭素等の有毒ガスを含んだ煙を吸い込まないことが重要です。
日頃から避難方法を身に付けたり、火災訓練に参加してみるなどしておくことも大事です。
初期消火
万が一、火災を発見したら「火事だ!!」と大きな声で近くの人に知らせると同時に、火が小さいうちに火を消し止めましょう。
初期消火の限界は「炎が天井に達するまで(自分の背丈位まで)」であり、天井に燃え移るほど炎が拡大してしまたった時には、何を於いても避難することを優先しましょう。
台所など出火危険度の高いところには消火器(買う前に有効期限を確認しましょう。有効期限=製造より10年)を備えておくとよいでしょう。
消火器の使い方は簡単ですが、イザと云うときに慌ててしまい使えないなんて事もあるかもしれません。
防災訓練などに参加して使い方を学んでおくと良いでしょう。
消火器の使い方
たった一杯のバケツの水でも大きな消火能力を発揮します。普段から庭先やベランダに水バケツを用意しておくと良いでしょう。
バケツリレーを行うときには、火元に向かって二列に並び、水の入ったバケツをリレーする列と空になったバケツをリレーする列とします。
バケツにいれる水は6~7分目にします。いっぱいにいれると途中でこぼれるし、子供や高齢者では重くて運べなくなってしまいます。
火災時の避難のポイントとは?
火災時には絶対に煙を吸ってはいけません、出来るだけ息を止めて避難することがもっともよい方法なのです。
自宅では、手で確認しながら壁伝いに屋外に避難してください。
煙は上から下へ層をなすように下がってきますので、床上にスレスレの所には空気が残っていて、視界もはっきりしており、そこの空気を吸いながら避難する方法があります。
ただし、身を低くすれば良いと云うわけではなく、空気を吸うには「顎を床につけるようにして、手は肘までつけ、足だけで進む」のが基本姿勢です。
部屋に空気がある場合は、ポリ袋などに空気をいれて、其の空気を吸いながら避難する方法もあります。
ビルや商業施設の場合には炎や煙が拡散しないように、防火戸(防火扉)や防火シャッターで防火区画を形成します。
其のため、避難するときに防火戸や防火シャッターが閉じられている可能性があります。
其のときには慌てずに防火戸を開けるか。防火シャッターの場合は近くに潜り戸がありますのでそこから避難してください。
此のとき、開けた扉は必ず閉めることを忘れないでください。
無事に避難できたら、絶対に建物の中に戻らないでください。そして、到着した消防隊に逃げ遅れの有無や避難状況を伝えてあげましょう。
*以前は、火災から逃げる際に濡れたハンカチで口を覆う・・・と云うことを聞いた方もいらっしゃるかと思いますが、現在は其のようなことは指導していません。
ハンカチで口を覆う、これは煙を吸い込まないためには有効です、無い場合は腕やシャツなどでも構いませんがそれに捕らわれすぎないようにしましょう。
ハンカチを濡らす時間より、早く安全な場所に避難することが最優先だと云うことを忘れないでください。
参考文献および資料
認定特定非営利活動法人日本防災士機構 防災士教本
一般財団法人日本消防設備安全センター 自衛消防業務講習テキスト
一般社団法人東京防災設備保守協会 防災センター要員講習テキスト
東京都首都直下地震帰宅困難者等対策協議会 事業所における帰宅困難者対策ガイドライン
総務省消防庁 防災マニュアル
防災対策推進検討会議 自動車で安全かつ確実に避難できる方策
気象庁・局地的大雨から身を守るために 防災気象情報の活用の手引き
内閣府 防災情報のページより
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私達が万が一火事を発見したときにやるべき事は・・・・ビル火災でも述べていますが私達がやることは「通報」、「消火」、「避難(誘導)」の3つです。
どれを優先するかは其の時の延焼状況にもよりますが、ここで判断を誤ってしまうと自分の命も、また多くの人の命も失うこと繋がるのです。
命を守ることを考えますと、避難を優先すべきなのですが、初期消火できる段階で避難をしてしまうと、被害を拡大させてしまうことになってしまうのです。
「避難するか」「消火するか」を判断する上で重要なことは自分で出きる「初期消火の限界」を知って置くことが大切です。
旅行や出張、または新年会や忘年会など飲食店や旅館・ホテル等を利用する場合、一番最初に行ってもらいたいのは「非常口」と「避難経路の確認」です。
併せてどこに消火器や消火栓があるか等も確認する習慣をつけましょう。
火災の避難では、一酸化炭素等の有毒ガスを含んだ煙を吸い込まないことが重要です。
日頃から避難方法を身に付けたり、火災訓練に参加してみるなどしておくことも大事です。
初期消火
万が一、火災を発見したら「火事だ!!」と大きな声で近くの人に知らせると同時に、火が小さいうちに火を消し止めましょう。
初期消火の限界は「炎が天井に達するまで(自分の背丈位まで)」であり、天井に燃え移るほど炎が拡大してしまたった時には、何を於いても避難することを優先しましょう。
台所など出火危険度の高いところには消火器(買う前に有効期限を確認しましょう。有効期限=製造より10年)を備えておくとよいでしょう。
消火器の使い方は簡単ですが、イザと云うときに慌ててしまい使えないなんて事もあるかもしれません。
防災訓練などに参加して使い方を学んでおくと良いでしょう。
消火器の使い方
たった一杯のバケツの水でも大きな消火能力を発揮します。普段から庭先やベランダに水バケツを用意しておくと良いでしょう。
バケツリレーを行うときには、火元に向かって二列に並び、水の入ったバケツをリレーする列と空になったバケツをリレーする列とします。
バケツにいれる水は6~7分目にします。いっぱいにいれると途中でこぼれるし、子供や高齢者では重くて運べなくなってしまいます。
火災時の避難のポイントとは?
火災時には絶対に煙を吸ってはいけません、出来るだけ息を止めて避難することがもっともよい方法なのです。
自宅では、手で確認しながら壁伝いに屋外に避難してください。
煙は上から下へ層をなすように下がってきますので、床上にスレスレの所には空気が残っていて、視界もはっきりしており、そこの空気を吸いながら避難する方法があります。
ただし、身を低くすれば良いと云うわけではなく、空気を吸うには「顎を床につけるようにして、手は肘までつけ、足だけで進む」のが基本姿勢です。
部屋に空気がある場合は、ポリ袋などに空気をいれて、其の空気を吸いながら避難する方法もあります。
ビルや商業施設の場合には炎や煙が拡散しないように、防火戸(防火扉)や防火シャッターで防火区画を形成します。
其のため、避難するときに防火戸や防火シャッターが閉じられている可能性があります。
其のときには慌てずに防火戸を開けるか。防火シャッターの場合は近くに潜り戸がありますのでそこから避難してください。
此のとき、開けた扉は必ず閉めることを忘れないでください。
無事に避難できたら、絶対に建物の中に戻らないでください。そして、到着した消防隊に逃げ遅れの有無や避難状況を伝えてあげましょう。
*以前は、火災から逃げる際に濡れたハンカチで口を覆う・・・と云うことを聞いた方もいらっしゃるかと思いますが、現在は其のようなことは指導していません。
ハンカチで口を覆う、これは煙を吸い込まないためには有効です、無い場合は腕やシャツなどでも構いませんがそれに捕らわれすぎないようにしましょう。
ハンカチを濡らす時間より、早く安全な場所に避難することが最優先だと云うことを忘れないでください。
参考文献および資料
認定特定非営利活動法人日本防災士機構 防災士教本
一般財団法人日本消防設備安全センター 自衛消防業務講習テキスト
一般社団法人東京防災設備保守協会 防災センター要員講習テキスト
東京都首都直下地震帰宅困難者等対策協議会 事業所における帰宅困難者対策ガイドライン
総務省消防庁 防災マニュアル
防災対策推進検討会議 自動車で安全かつ確実に避難できる方策
気象庁・局地的大雨から身を守るために 防災気象情報の活用の手引き
内閣府 防災情報のページより
火災状況の実際 [火災時の対応]
布団の中にタバコが落ち、数時間かけて出火する場合も有る。
前述のブログでは大まかに火災の現実について記述してきましたが、今回はその過程について述べていきたいと思っています。
初期火災期
出火直後の火災状況は、室内に空気が十分にあるために、着火した可燃物の種類や配置によって燃え方が決まります。
寝たばこをしてそのまま布団の上にタバコが落ちて、数時間たってから出火することも有りますし、カーテンのように吊るされている物ですと、天井まで急激に炎が立上がり燃え出すものもあります。
一般的には、ほのおが立ち上がって近くに燃えやすい物がある場合、火源の発熱速度は、時間の二乗に比例した火災成長となります。
火源から立ち上がる高温の煙層が天井に蓄積されると共に、炎によりその温度が上がり部屋全体の温度を上げていくのです。
この高温の煙層から火源に放射熱で再加熱されることにより、急速に室内全体へ延焼拡大が進み、その過程でフラッシュオーバーと呼ばれる急速な燃焼が生じることが有るのです。
なお、初期火災において、窓が占められていたりすると、空気の供給がないため、燃焼が緩慢になるのですが、この時期には、不完全燃焼を起こした多量の可燃性ガスが室内に充満していることから不用意に開口部を開けると、急激な空気の流入でバックドラフトと呼ばれる爆発的な燃焼を起こすことになってしまうのです。
火災最盛期
フラッシュオーバーやバックドラフト現象等によって燃焼は急激に拡大した後、室内の温度は約1000~1200℃に達し、室内全体が炎に包まれるようになって、開口部からは黒煙や炎を噴出するようになります。
その後、内部の燃焼温度は800~1000度の高温が長時間持続するのですが、この時の燃焼は、換気支配型燃焼と云って、窓や扉から流入する空気の量によって決まるのです。
建物の中の可燃物が多くても、開口部が小さいと激しい火炎になる事はなく、その場合は、火災が長く継続することになるのです。
火災が長時間に渡ると、天井の上塗り、プラスターボード等が音を立てて弾け落ちるようになり、場合によっては天井のコンクリートが大きな音を立てて落下し、鉄筋や鉄骨が露出する特異な破壊、(コンクリートの爆裂)現象を起こすことが有ります。
減衰期
建物内の可燃物を燃やし尽くすと、やがて火の勢いは衰え、煙は白色にそして次第に薄くなりこの時室内温度はまだ高温ですが、徐々に低下していきます。
ビル火災は、出火から沈下までの時間が長いのが特徴で、継続時間や最高温度は建築物の規模、構造に影響されます。
火勢は急激に変化する
火勢が一気に拡大する現象としてフラッシュオーバーとバックドラフトと呼ばれる現象がありますが、いずれも火災時に急激な燃焼を伴う現象で、これに巻き込まれると非常に危険です。
一般の火災で厳密にフラッシュオーバー現象とバックドラフト現象を区別することは困難で、両者が時を同じくして発生する場合も有ります。
*注)フラッシュオーバーは文字通り、室内の局所的な火災が数秒あるいは十数秒のごく短い時間に部屋全体に拡大する現象の総称で、物理的に明確な定義は有りません。
現象として、窓からの炎の噴出やその後、短時間における空気不足による黒鉛の大量噴出が特徴です。
バックドラフトは、空気不足による一酸化炭素等の可燃性ガスが発生するとともに、燃焼による室内温度の蓄積された状況の下、扉など・開口部の開放によって急激に空気の供給が行われることにより爆発的な燃焼が起こる現象とされています。
つまり、燃焼している部屋から外部に吹き返してくる強い気流(ドラフト)がこの現象を特徴づけています。
消火の方法
消火とは一般的に「燃焼の三要素」の全部または一部を取り除くことによって燃焼の継続を絶つことを言います。
冷却消火法
燃焼している可燃物を発火点以下の温度に冷却して消火する方法で、主に水系液体消火剤を用いて行う方法を言います。
消火剤として一般的に簡単に利用する事が出来毒性がなく、気化熱と比熱の大きい水が代表的な消火剤です。
窒息消火法
燃焼に必要な酸素の供給を遮断して消火する方法で、不燃性気体、不燃性泡又は不活性個体を使用する消火方法です。
土砂、布団、毛布等で燃焼を覆ったり、霧状の水膜で空気と遮断する方法も窒息消火の応用と云えるでしょう。
除去消火法
可燃物を除去し燃焼を中断させる方法です。
ガスや油の元栓を止めて燃料の供給を絶つとか、大火災の場合には一定の範囲にある建物や立ち帰島の可燃物を排除して延焼阻止線を作り、燃焼を止める方法です。
希釈消火法
可燃性ガスの濃度や可燃物の組成を燃焼限界がいに薄めて消火する方法です。
アルコール、アセトンなどん模様に水溶性液体に水を注いで薄め、蒸発する可燃性上記の発生を減少させ、燃焼か限界以下にする「液体による希釈消火法」と窒息消火同様に不燃性気体を燃焼している中に注ぎ込み、空気中の酸素濃度を低下させて消火する「気体による希釈消火法」があります。
他にも可燃物の分子が連鎖的に分子を活性化させて酸化反応(燃焼)を起こしている所に酸化反応に直接関係ないハロゲン化物等を加えて連鎖反応を抑制する不触媒消火法も有ります。
水による冷却消火には、窒息効果や希釈効果も働き、空気泡や二酸化た酸素による窒息消火にも冷却効果が働くなど複数の効果が重なり合って相乗的に作用している、と云えるでしょう。
参考文献および資料
認定特定非営利活動法人日本防災士機構 防災士教本
一般財団法人日本消防設備安全センター 自衛消防業務講習テキスト
一般社団法人東京防災設備保守協会 防災センター要員講習テキスト
東京都首都直下地震帰宅困難者等対策協議会 事業所における帰宅困難者対策ガイドライン
総務省消防庁 防災マニュアル
防災対策推進検討会議 自動車で安全かつ確実に避難できる方策
気象庁・局地的大雨から身を守るために 防災気象情報の活用の手引き
内閣府 防災情報のページより
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前述のブログでは大まかに火災の現実について記述してきましたが、今回はその過程について述べていきたいと思っています。
初期火災期
出火直後の火災状況は、室内に空気が十分にあるために、着火した可燃物の種類や配置によって燃え方が決まります。
寝たばこをしてそのまま布団の上にタバコが落ちて、数時間たってから出火することも有りますし、カーテンのように吊るされている物ですと、天井まで急激に炎が立上がり燃え出すものもあります。
一般的には、ほのおが立ち上がって近くに燃えやすい物がある場合、火源の発熱速度は、時間の二乗に比例した火災成長となります。
火源から立ち上がる高温の煙層が天井に蓄積されると共に、炎によりその温度が上がり部屋全体の温度を上げていくのです。
この高温の煙層から火源に放射熱で再加熱されることにより、急速に室内全体へ延焼拡大が進み、その過程でフラッシュオーバーと呼ばれる急速な燃焼が生じることが有るのです。
なお、初期火災において、窓が占められていたりすると、空気の供給がないため、燃焼が緩慢になるのですが、この時期には、不完全燃焼を起こした多量の可燃性ガスが室内に充満していることから不用意に開口部を開けると、急激な空気の流入でバックドラフトと呼ばれる爆発的な燃焼を起こすことになってしまうのです。
火災最盛期
フラッシュオーバーやバックドラフト現象等によって燃焼は急激に拡大した後、室内の温度は約1000~1200℃に達し、室内全体が炎に包まれるようになって、開口部からは黒煙や炎を噴出するようになります。
その後、内部の燃焼温度は800~1000度の高温が長時間持続するのですが、この時の燃焼は、換気支配型燃焼と云って、窓や扉から流入する空気の量によって決まるのです。
建物の中の可燃物が多くても、開口部が小さいと激しい火炎になる事はなく、その場合は、火災が長く継続することになるのです。
火災が長時間に渡ると、天井の上塗り、プラスターボード等が音を立てて弾け落ちるようになり、場合によっては天井のコンクリートが大きな音を立てて落下し、鉄筋や鉄骨が露出する特異な破壊、(コンクリートの爆裂)現象を起こすことが有ります。
減衰期
建物内の可燃物を燃やし尽くすと、やがて火の勢いは衰え、煙は白色にそして次第に薄くなりこの時室内温度はまだ高温ですが、徐々に低下していきます。
ビル火災は、出火から沈下までの時間が長いのが特徴で、継続時間や最高温度は建築物の規模、構造に影響されます。
火勢は急激に変化する
火勢が一気に拡大する現象としてフラッシュオーバーとバックドラフトと呼ばれる現象がありますが、いずれも火災時に急激な燃焼を伴う現象で、これに巻き込まれると非常に危険です。
一般の火災で厳密にフラッシュオーバー現象とバックドラフト現象を区別することは困難で、両者が時を同じくして発生する場合も有ります。
*注)フラッシュオーバーは文字通り、室内の局所的な火災が数秒あるいは十数秒のごく短い時間に部屋全体に拡大する現象の総称で、物理的に明確な定義は有りません。
現象として、窓からの炎の噴出やその後、短時間における空気不足による黒鉛の大量噴出が特徴です。
バックドラフトは、空気不足による一酸化炭素等の可燃性ガスが発生するとともに、燃焼による室内温度の蓄積された状況の下、扉など・開口部の開放によって急激に空気の供給が行われることにより爆発的な燃焼が起こる現象とされています。
つまり、燃焼している部屋から外部に吹き返してくる強い気流(ドラフト)がこの現象を特徴づけています。
消火の方法
消火とは一般的に「燃焼の三要素」の全部または一部を取り除くことによって燃焼の継続を絶つことを言います。
冷却消火法
燃焼している可燃物を発火点以下の温度に冷却して消火する方法で、主に水系液体消火剤を用いて行う方法を言います。
消火剤として一般的に簡単に利用する事が出来毒性がなく、気化熱と比熱の大きい水が代表的な消火剤です。
窒息消火法
燃焼に必要な酸素の供給を遮断して消火する方法で、不燃性気体、不燃性泡又は不活性個体を使用する消火方法です。
土砂、布団、毛布等で燃焼を覆ったり、霧状の水膜で空気と遮断する方法も窒息消火の応用と云えるでしょう。
除去消火法
可燃物を除去し燃焼を中断させる方法です。
ガスや油の元栓を止めて燃料の供給を絶つとか、大火災の場合には一定の範囲にある建物や立ち帰島の可燃物を排除して延焼阻止線を作り、燃焼を止める方法です。
希釈消火法
可燃性ガスの濃度や可燃物の組成を燃焼限界がいに薄めて消火する方法です。
アルコール、アセトンなどん模様に水溶性液体に水を注いで薄め、蒸発する可燃性上記の発生を減少させ、燃焼か限界以下にする「液体による希釈消火法」と窒息消火同様に不燃性気体を燃焼している中に注ぎ込み、空気中の酸素濃度を低下させて消火する「気体による希釈消火法」があります。
他にも可燃物の分子が連鎖的に分子を活性化させて酸化反応(燃焼)を起こしている所に酸化反応に直接関係ないハロゲン化物等を加えて連鎖反応を抑制する不触媒消火法も有ります。
水による冷却消火には、窒息効果や希釈効果も働き、空気泡や二酸化た酸素による窒息消火にも冷却効果が働くなど複数の効果が重なり合って相乗的に作用している、と云えるでしょう。
参考文献および資料
認定特定非営利活動法人日本防災士機構 防災士教本
一般財団法人日本消防設備安全センター 自衛消防業務講習テキスト
一般社団法人東京防災設備保守協会 防災センター要員講習テキスト
東京都首都直下地震帰宅困難者等対策協議会 事業所における帰宅困難者対策ガイドライン
総務省消防庁 防災マニュアル
防災対策推進検討会議 自動車で安全かつ確実に避難できる方策
気象庁・局地的大雨から身を守るために 防災気象情報の活用の手引き
内閣府 防災情報のページより
消防訓練の季節です。(1) [火災時の対応]
特定防火対象物では年2回以上、非特定防火対象物は年1回実施が義務づけられている
秋があっという間に終わりそうですが、秋から冬にかけては火災が多いため自衛消防団による消防訓練が行われますが、新型コロナウイルスの関係で各地域や各事業所では、3密になるため消防訓練には苦慮しているようです。
しかし、消防訓練は法的に義務付けられている為行わなくてはなりません、その為方法については各地域や各事業所においては独自の訓練方法を行っています。
法的義務
消防訓練には、119番通報と館内放送設備、地域放送による通報訓練、消化器や消火栓を使用する消火訓練、避難誘導に従って屋外に避難する避難訓練、異常を3つを同時に行う総合訓練などがあります。
特定防火対象物では年2回以上、非特定防火対象物では年1回実施する事が義務付けられているのです。
実施時期と実施期間は及び訓練内容を確定して消防署へ実施の通知を行い、訓練では実戦さながらサイレンを鳴らす等して、できる限りの多くの従業員や居住者や市民の参加を義務付けています。
事前に実施のポイント、避難のポイントを防災教育として徹底しておくことで、実施における訓練の確認を明確にしておくのです。
自衛消防組織が実際にその場に立ち至った時に、反射的に行動できるように訓練する事が必要であり、その時に役割を再確認して行動していたら初動が御遅れ、自らで対応できる時機を逸してしまうのです。
消防隊長の指揮の下で、瞬時に行動が出来るように訓練する事が大切であり、初期消火によって多くの人命を救う事につながるのです。
計画書・実施時期・実施時間
消防訓練を実施する場合は、計画書を作成しなければなりません、各役割を明確にし、やるべきことを具体的に指示しておく必要があるのです。
事前に消防署とも確認を取り、毎年同じ行動様式を取る事により、自然と動けるようにしておく必要があります。
消防訓練を9月あたりから実施する事業所が多いと思いますが、この時期は消防署に対する立ち合いの要請が多く、スケジュールを押さえるのであればかなり早い段階で要請をしなければなりません。
また、消防署の方でも、消防訓練に積極的に立ち会うよう取り決めている時期もあり、この時期に合わせて実施すると喜んで立ち会ってもらえます。
かといって消防署の立ち合いが無くても消防訓練は成立しますが、参加者に緊張感を持ってもらうためには消防署に立ち会ってもらう事が望ましいですね。
実施時間ですが事業所や各地域によっては人数も多いため、消防訓練時の避難場所が確保できないなどの場合も有ります。
とは言え、訓練を実施しなければならない場合、昼休みを利用したりして行うことも有るのですが、この場合、避難放送を昼休みの開始に合わせるのです。
こうすれば避難階段より屋外に避難でき、そのまま集合する事なく食事に行ってもらう事も出来るため避難訓練としては成り立ちます。
ただ、原則的にはどの時間に実施しようとも避難場所に集合して避難完了報告を実施してからの離散が望ましいと云えるでしょう。
従業員や居住者、地域住民の参加
自衛消防隊員以外の従業員や居住者などは、一般的には避難誘導に従いあらかじめ決められている集合場所まで避難すれば訓練は終了してしまいますが、せっかくの訓練なのですから消防署に依頼をして、水消火器やAEDを何台か用意してもらうなどしてもらい、消火器の取り扱いやAEDの取り扱いなどを体験してもらうようにしましょう。
実際に操作した経験があるのとないのでは、火災などに直面した場合その対応に雲泥の差が出るのです、操作方法が分からずに、消火器をそのまま火の中に投げ入れてしまった、と云う事も実際にあったそうです。
防災教育の一環として、ぜひこの機会に消火器やAEDを操作させてみるべきですね、そのほかにも煙体験ハウスなども有り、大きなテントの中を迷路のように仕切り人に無害な煙を焚いてその中を一人ずつ通過していくと云うもので、消防署に依頼すれば消防訓練当日にテント組み立てからやってもらえると思いますので、是非体験して欲しいですね。
消防訓練の季節です(2)では、サイレンの注意点、実施のポイント、避難のポイント、、訓練の確認点についてを述べさせて頂いています。
消防訓練の季節です(3)では、消防査察について、注意すべきチェック点について述べさせて頂いています。
参考文献および資料
認定特定非営利活動法人日本防災士機構 防災士教本
一般財団法人日本消防設備安全センター 自衛消防業務講習テキスト
一般社団法人東京防災設備保守協会 防災センター要員講習テキスト
東京都首都直下地震帰宅困難者等対策協議会 事業所における帰宅困難者対策ガイドライン
総務省消防庁 防災マニュアル
防災対策推進検討会議 自動車で安全かつ確実に避難できる方策
気象庁・局地的大雨から身を守るために 防災気象情報の活用の手引き
内閣府 防災情報のページ
環境省 人とペットの災害対策ガイドライン
長野県諏訪地域振興局 長野県魅力発信ブログ
月間総務オンライン 総務辞典
より
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秋があっという間に終わりそうですが、秋から冬にかけては火災が多いため自衛消防団による消防訓練が行われますが、新型コロナウイルスの関係で各地域や各事業所では、3密になるため消防訓練には苦慮しているようです。
しかし、消防訓練は法的に義務付けられている為行わなくてはなりません、その為方法については各地域や各事業所においては独自の訓練方法を行っています。
法的義務
消防訓練には、119番通報と館内放送設備、地域放送による通報訓練、消化器や消火栓を使用する消火訓練、避難誘導に従って屋外に避難する避難訓練、異常を3つを同時に行う総合訓練などがあります。
特定防火対象物では年2回以上、非特定防火対象物では年1回実施する事が義務付けられているのです。
実施時期と実施期間は及び訓練内容を確定して消防署へ実施の通知を行い、訓練では実戦さながらサイレンを鳴らす等して、できる限りの多くの従業員や居住者や市民の参加を義務付けています。
事前に実施のポイント、避難のポイントを防災教育として徹底しておくことで、実施における訓練の確認を明確にしておくのです。
自衛消防組織が実際にその場に立ち至った時に、反射的に行動できるように訓練する事が必要であり、その時に役割を再確認して行動していたら初動が御遅れ、自らで対応できる時機を逸してしまうのです。
消防隊長の指揮の下で、瞬時に行動が出来るように訓練する事が大切であり、初期消火によって多くの人命を救う事につながるのです。
計画書・実施時期・実施時間
消防訓練を実施する場合は、計画書を作成しなければなりません、各役割を明確にし、やるべきことを具体的に指示しておく必要があるのです。
事前に消防署とも確認を取り、毎年同じ行動様式を取る事により、自然と動けるようにしておく必要があります。
消防訓練を9月あたりから実施する事業所が多いと思いますが、この時期は消防署に対する立ち合いの要請が多く、スケジュールを押さえるのであればかなり早い段階で要請をしなければなりません。
また、消防署の方でも、消防訓練に積極的に立ち会うよう取り決めている時期もあり、この時期に合わせて実施すると喜んで立ち会ってもらえます。
かといって消防署の立ち合いが無くても消防訓練は成立しますが、参加者に緊張感を持ってもらうためには消防署に立ち会ってもらう事が望ましいですね。
実施時間ですが事業所や各地域によっては人数も多いため、消防訓練時の避難場所が確保できないなどの場合も有ります。
とは言え、訓練を実施しなければならない場合、昼休みを利用したりして行うことも有るのですが、この場合、避難放送を昼休みの開始に合わせるのです。
こうすれば避難階段より屋外に避難でき、そのまま集合する事なく食事に行ってもらう事も出来るため避難訓練としては成り立ちます。
ただ、原則的にはどの時間に実施しようとも避難場所に集合して避難完了報告を実施してからの離散が望ましいと云えるでしょう。
従業員や居住者、地域住民の参加
自衛消防隊員以外の従業員や居住者などは、一般的には避難誘導に従いあらかじめ決められている集合場所まで避難すれば訓練は終了してしまいますが、せっかくの訓練なのですから消防署に依頼をして、水消火器やAEDを何台か用意してもらうなどしてもらい、消火器の取り扱いやAEDの取り扱いなどを体験してもらうようにしましょう。
実際に操作した経験があるのとないのでは、火災などに直面した場合その対応に雲泥の差が出るのです、操作方法が分からずに、消火器をそのまま火の中に投げ入れてしまった、と云う事も実際にあったそうです。
防災教育の一環として、ぜひこの機会に消火器やAEDを操作させてみるべきですね、そのほかにも煙体験ハウスなども有り、大きなテントの中を迷路のように仕切り人に無害な煙を焚いてその中を一人ずつ通過していくと云うもので、消防署に依頼すれば消防訓練当日にテント組み立てからやってもらえると思いますので、是非体験して欲しいですね。
消防訓練の季節です(2)では、サイレンの注意点、実施のポイント、避難のポイント、、訓練の確認点についてを述べさせて頂いています。
消防訓練の季節です(3)では、消防査察について、注意すべきチェック点について述べさせて頂いています。
参考文献および資料
認定特定非営利活動法人日本防災士機構 防災士教本
一般財団法人日本消防設備安全センター 自衛消防業務講習テキスト
一般社団法人東京防災設備保守協会 防災センター要員講習テキスト
東京都首都直下地震帰宅困難者等対策協議会 事業所における帰宅困難者対策ガイドライン
総務省消防庁 防災マニュアル
防災対策推進検討会議 自動車で安全かつ確実に避難できる方策
気象庁・局地的大雨から身を守るために 防災気象情報の活用の手引き
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月間総務オンライン 総務辞典
より
消防訓練の季節です。(2) [火災時の対応]
消防訓練を実施するには「自衛消防訓練通知書」を所轄の消防署に提出しなければならない。
外気温が下がれば、寝たばこや台所の油などのコンロ火災の他に、暖房器具などの使用頻度が上がると共に、電気ヒーターなどによる火災やタコ足コンセント使用などによる火災、埃によりトラッキング火災、そして一番怖い放火による火災が増えてきます。
事業所においても様々な原因による火災発生が考えられますが、防災センターに勤務する者ばかりではなく建物内の自衛消防隊によって、火災発生からいかに迅速に従業員を避難させるか、初期消火をするかが求められているのです。
消防訓練の季節です(1)では法的義務や、計画書、実施時期や時間について述べていますが、(2)では実施の通知などについて述べていきたいと思います。
消防訓練実施の通知と訓練内容
消防訓練を実施する際には、消防法によって通知が義務付けられており、「自衛消防訓練通知書」を所轄の消防署に提出しなければなりません。
通知書に記載する内容は以下の通りになります。
① 防火管理者氏名、② 防火対象物の所在と名称、③ 事業所の名称、④ 実施日時と場所、⑤ 訓練の種別(消火訓練・通報訓練・避難訓練・総合訓練)、⑥ 参加予定人数、⑦ 訓練概要
上記内容を通知書に記入して提出するのですが、提出と同時に詳しい打ちあわせを行うようにしましょう。
訓練には、初期消火、通報、館内連絡、避難誘導の項目を入れますが、これらを同時にすべて行う場合は「総合訓練」と云います。
消防署への通報と館内連絡、避難誘導については、毎年実施する内容に差異はありませんが、初期消火については以下のようなレベルが付けられます。
(1)消火器のみ火災発生場所へもっていき、消火の真似をする。
(2)水消火器により、実際に消火する。
(3)オイルパンで火を焚き、実際に消火器を放射する。
(4)消火栓のホースを火災発生場所へ持っていき、消火の真似をする。
(5)実際に消火栓より水を放射する。
消防署と相談して、年々レベルアップして貰いたいのですが、その他にも非常持ち出しや担架によりけが人の搬出なども盛り込むと良いでしょう。
サイレン、実施のポイント、避難のポイント
サイレンの音を聞きますと緊張しましょね、たぶん私だけではないと思いますが其の緊張感を避難訓練参加者に感じて欲しいのです。
実際に火災感知器を操作してサイレンを鳴らす場合は以下の点に注意しましょう。
① 火災感知器と連動して、警備会社に火災発生の連絡が入ってしまう場合は、事前に訓練実施の胸を伝えておくこと、場合によってはエレベーター会社がエレベーターの保守と共に火災発生の警報を受診してしまう場合も有りますので併せて連絡しておきましょう。
② サイレンが屋外でも鳴るようであれば近隣に実施の連絡をしておきましょう。
③ サイレンも関係しますが、、当日来客は極力避けてもらう事も、よって、訓練の実施日時は早めに確定して広報しておきましょう。
私の経験談ですが、ビル管理を行っていた時には、実施当日朝から建物周りに消防訓練実施中のノボリを立て周りに周知し、エレベーター会社ばかりではなくセキュリティー・防災会社にも協力して頂きました。
しかし、残念ながらグローバル会社であったために訓練当日に緊急の取り締まり役員会議を行う事に、そのフロアーを含み上下の階、及び階段に館内放送を流す事が出来なくなるというアクシデントが発生しましたね。
実施のポイントですが、消防訓練を円滑に実施するためにも以下の事に注意しましょう。
① ヘルメットや拡声器など備品の確認をしておくこと。
② 避難完了報告をしてもらう担当を明確にしておくこと。
③ 避難場所である、消防本部の設置場所は事前に広報しておき、整列する場合の目印を付けておくこと。
④ 電話番など、室内に残る人を各部屋ごとに明確にしておくこと。
⑤ サイレンの操作に不案内の場合は、設備保守会社に依頼しておくこと。
⑥ 初期消火、通報連絡、避難誘導の各担当とは、「総合訓練計画書」を基に実施前に入念に役割の確認をしておくこと。
訓練を機に明確な役割認識を持ってもらうためにも、事前の準備は怠りなく実施しておきましょう。
どんなに準備をしても訓練がすべて旨く行く訳ではなく、前記したようにアクシデントは付き物であって、その為にも様々な対応がすぐに出来るよう事前の図上訓練であったり、協力して事前訓練を行っておくことが大切と云えるでしょう。
消防訓練の避難のポイントの注意点は以下の通りになります。
① 館内放送及び避難誘導の指示に従って避難すること。
② 避難する際は、私語をせずに速やかに避難すること。
③ 館内での避難は、ハンカチ等で口を押さえ、腰をかがめて避難すること。
④ 消防本部での整列は、目印に従って避難すること。
⑤ 当日、消防署の方が立ち会うので、○○社員として恥ずかしくない、真剣な態度で行動すること。
避難行動をしている姿は一般の方の目につくためダラダラとした行動を見られてしまうのは企業人としてどのようなものか、防災教育の一環として周知しておくと良いですね。
訓練の確認点
消防訓練を実施する事において、以下の点を確認しておきましょう。
① 避難に掛かった所要時間。
② 消防署への通報が上手く出来たか。
③ 避難放送の聴き取り具合。
④ 避難誘導の誘導方法と立つ位置。
⑤ 各部署の引率者の誘導方法。
⑥ 初期消火の段取り
以上の点を、当日立ち会っていただいた消防署の方と一緒に確認していき、修正する点など、次回の訓練で取り入れる訓練内容について確認しておきましょう。
如何ですか、これまで(1)、(2)において消防訓練について述べてきましたが、皆さんの各事業所、及びマンション自治組合、各地域自治自衛消防団において活用して頂ければ幸いです。
消防訓練の季節(1)では、法的義務、計画書、実施時期、実施時間、従業員も参加について述べています。
消防訓練の季節です(3)では、消防査察について、注意すべきチェック点について述べさせて頂き、消防訓練の季節ですシリーズを終わりに致します。
参考文献および資料
認定特定非営利活動法人日本防災士機構 防災士教本
一般財団法人日本消防設備安全センター 自衛消防業務講習テキスト
一般社団法人東京防災設備保守協会 防災センター要員講習テキスト
東京都首都直下地震帰宅困難者等対策協議会 事業所における帰宅困難者対策ガイドライン
総務省消防庁 防災マニュアル
防災対策推進検討会議 自動車で安全かつ確実に避難できる方策
気象庁・局地的大雨から身を守るために 防災気象情報の活用の手引き
内閣府 防災情報のページ
環境省 人とペットの災害対策ガイドライン
長野県諏訪地域振興局 長野県魅力発信ブログ
月間総務オンライン 総務辞典
より
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外気温が下がれば、寝たばこや台所の油などのコンロ火災の他に、暖房器具などの使用頻度が上がると共に、電気ヒーターなどによる火災やタコ足コンセント使用などによる火災、埃によりトラッキング火災、そして一番怖い放火による火災が増えてきます。
事業所においても様々な原因による火災発生が考えられますが、防災センターに勤務する者ばかりではなく建物内の自衛消防隊によって、火災発生からいかに迅速に従業員を避難させるか、初期消火をするかが求められているのです。
消防訓練の季節です(1)では法的義務や、計画書、実施時期や時間について述べていますが、(2)では実施の通知などについて述べていきたいと思います。
消防訓練実施の通知と訓練内容
消防訓練を実施する際には、消防法によって通知が義務付けられており、「自衛消防訓練通知書」を所轄の消防署に提出しなければなりません。
通知書に記載する内容は以下の通りになります。
① 防火管理者氏名、② 防火対象物の所在と名称、③ 事業所の名称、④ 実施日時と場所、⑤ 訓練の種別(消火訓練・通報訓練・避難訓練・総合訓練)、⑥ 参加予定人数、⑦ 訓練概要
上記内容を通知書に記入して提出するのですが、提出と同時に詳しい打ちあわせを行うようにしましょう。
訓練には、初期消火、通報、館内連絡、避難誘導の項目を入れますが、これらを同時にすべて行う場合は「総合訓練」と云います。
消防署への通報と館内連絡、避難誘導については、毎年実施する内容に差異はありませんが、初期消火については以下のようなレベルが付けられます。
(1)消火器のみ火災発生場所へもっていき、消火の真似をする。
(2)水消火器により、実際に消火する。
(3)オイルパンで火を焚き、実際に消火器を放射する。
(4)消火栓のホースを火災発生場所へ持っていき、消火の真似をする。
(5)実際に消火栓より水を放射する。
消防署と相談して、年々レベルアップして貰いたいのですが、その他にも非常持ち出しや担架によりけが人の搬出なども盛り込むと良いでしょう。
サイレン、実施のポイント、避難のポイント
サイレンの音を聞きますと緊張しましょね、たぶん私だけではないと思いますが其の緊張感を避難訓練参加者に感じて欲しいのです。
実際に火災感知器を操作してサイレンを鳴らす場合は以下の点に注意しましょう。
① 火災感知器と連動して、警備会社に火災発生の連絡が入ってしまう場合は、事前に訓練実施の胸を伝えておくこと、場合によってはエレベーター会社がエレベーターの保守と共に火災発生の警報を受診してしまう場合も有りますので併せて連絡しておきましょう。
② サイレンが屋外でも鳴るようであれば近隣に実施の連絡をしておきましょう。
③ サイレンも関係しますが、、当日来客は極力避けてもらう事も、よって、訓練の実施日時は早めに確定して広報しておきましょう。
私の経験談ですが、ビル管理を行っていた時には、実施当日朝から建物周りに消防訓練実施中のノボリを立て周りに周知し、エレベーター会社ばかりではなくセキュリティー・防災会社にも協力して頂きました。
しかし、残念ながらグローバル会社であったために訓練当日に緊急の取り締まり役員会議を行う事に、そのフロアーを含み上下の階、及び階段に館内放送を流す事が出来なくなるというアクシデントが発生しましたね。
実施のポイントですが、消防訓練を円滑に実施するためにも以下の事に注意しましょう。
① ヘルメットや拡声器など備品の確認をしておくこと。
② 避難完了報告をしてもらう担当を明確にしておくこと。
③ 避難場所である、消防本部の設置場所は事前に広報しておき、整列する場合の目印を付けておくこと。
④ 電話番など、室内に残る人を各部屋ごとに明確にしておくこと。
⑤ サイレンの操作に不案内の場合は、設備保守会社に依頼しておくこと。
⑥ 初期消火、通報連絡、避難誘導の各担当とは、「総合訓練計画書」を基に実施前に入念に役割の確認をしておくこと。
訓練を機に明確な役割認識を持ってもらうためにも、事前の準備は怠りなく実施しておきましょう。
どんなに準備をしても訓練がすべて旨く行く訳ではなく、前記したようにアクシデントは付き物であって、その為にも様々な対応がすぐに出来るよう事前の図上訓練であったり、協力して事前訓練を行っておくことが大切と云えるでしょう。
消防訓練の避難のポイントの注意点は以下の通りになります。
① 館内放送及び避難誘導の指示に従って避難すること。
② 避難する際は、私語をせずに速やかに避難すること。
③ 館内での避難は、ハンカチ等で口を押さえ、腰をかがめて避難すること。
④ 消防本部での整列は、目印に従って避難すること。
⑤ 当日、消防署の方が立ち会うので、○○社員として恥ずかしくない、真剣な態度で行動すること。
避難行動をしている姿は一般の方の目につくためダラダラとした行動を見られてしまうのは企業人としてどのようなものか、防災教育の一環として周知しておくと良いですね。
訓練の確認点
消防訓練を実施する事において、以下の点を確認しておきましょう。
① 避難に掛かった所要時間。
② 消防署への通報が上手く出来たか。
③ 避難放送の聴き取り具合。
④ 避難誘導の誘導方法と立つ位置。
⑤ 各部署の引率者の誘導方法。
⑥ 初期消火の段取り
以上の点を、当日立ち会っていただいた消防署の方と一緒に確認していき、修正する点など、次回の訓練で取り入れる訓練内容について確認しておきましょう。
如何ですか、これまで(1)、(2)において消防訓練について述べてきましたが、皆さんの各事業所、及びマンション自治組合、各地域自治自衛消防団において活用して頂ければ幸いです。
消防訓練の季節(1)では、法的義務、計画書、実施時期、実施時間、従業員も参加について述べています。
消防訓練の季節です(3)では、消防査察について、注意すべきチェック点について述べさせて頂き、消防訓練の季節ですシリーズを終わりに致します。
参考文献および資料
認定特定非営利活動法人日本防災士機構 防災士教本
一般財団法人日本消防設備安全センター 自衛消防業務講習テキスト
一般社団法人東京防災設備保守協会 防災センター要員講習テキスト
東京都首都直下地震帰宅困難者等対策協議会 事業所における帰宅困難者対策ガイドライン
総務省消防庁 防災マニュアル
防災対策推進検討会議 自動車で安全かつ確実に避難できる方策
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消防訓練の季節です。(3) [火災時の対応]
事業所において消防署の査察は大切、真摯に受け止め早期の対策を行う事が人命を救う事になる。
事業所の防災センターに勤務していますと、必ずと言って行われる消防署の査察に立ち会わなければなりませんが、内心はドキッとする場面も多々あります。
あれほど従業員に注意を促しているのに何故ここに段ボールが、機材が置いてあるのか??まして、こんな日に限って・・・・これも私たち防災を管理する側からの従業員などへの注意喚起が足りない、周知徹底がされていない訳で、特に外国からの来日勤務者への説明不足が最近では目立っているのが現実です。
かと言って、只手を拱いている訳には行きませんのでそれ等にも対応出来るようにして行かなければ、もしもの場合に多くの人命を失ってしまう結果になる事も考えられますので早期の対策が必要になります。
勤務者に合わせたポップ作成や案内板の設置などの改善、社内に置いての防災セミナー等においての周知を図る等、環境への対応をお願いしておくことで協力を得られるようにして置くことが大切なのです。
「査察あるある」は危険
消防査察について、大規模な事業所になりますと毎年、その他の事業所でも数年毎に、管轄の消防署による消防設備及び消火施設に関する査察が行われます。
チェックされるポイントは、避難通路に於ける避難障害、スプリンクラーの可動範囲内での散水障害、間仕切りで囲われた小部屋における煙感知器の未警戒区域のチェック、避難誘導等が適切に目視できるかのチェック、その他にも、消火器の適正配置や屋内消火栓の扉の開閉障害とホースやノズルのチェックが行われます。
指摘された事項については、然るべき時期に是正を行いその結果を消防署に報告する事になります。
査察が実施されるので、慌ててキャビネットの上に置いてある物品を片付け、査察が終了すると元に戻すことがよく行われる、「査察有るある!」は分からないでもありませんが実際には危険な状態である事には間違いではなく、一度是正したら、継続されるよう、防火担当者は努力すべき事項であり暗黙の了解によって多くの人命を失うかもしれないのです。
物を置くところがない
避難障害について通路上、特に避難誘導等が設置してあるでは入り口に向かっている通路上に段ボール箱や備品などが置いてあり、それらを避けながら出ないと出入り口に行けない場合「避難障害」として改善が求められます。
基本的に、通路上に物が放置されている状態は避けるべきであり、避難階段やその踊り場、避難階段に通じる扉付近に物が置いてある場合は、量の多少に係わらず全てを除去すように指摘されます。
物があっては避難階段の扉が開けにくいとか、階段、踊り場に物を置くことは絶対に避けるべきなのです。
部屋を仕切り分けし活用したい!
散水障害とは180㌢以上の高さのあるキャビネット上に置いてある段ボール箱や書類によって、または後から施行して取り付けたパーティションにより、消火用のスプリンクラーが十分に機能しない(それらに遮られ、水が予定している場所に届かない)場合、「スプリンクラーの散水障害」として、それらの除去、あるいは撤去、スプリンクラーの増設が求められます。
基本的には、キャビネット上には物を置いてはなりませんが、特にスプリンクラーが近辺にある場合は絶対に行い事です。
新たにパーティションを設置する場合は、その近辺にスプリンクラーがある場合、欄間を必ず開けて水の動線を確保しましょう。
それでも欄間を閉じたい場合は、或いは欄間を開けているものの、角度によりパーティションが水の動線を妨げてしまう場合、水が遮断されてしまう側に新たにスプリンクラーを設置しなければなりません。
天井裏の水道管を引き回すため、簡単では済まなくなるばかりではなく思いがけない経費も掛かる事になります。
煙感知器の未警戒とは、事務室の一角に完全に期間をふさいだパーティションにより、小部屋を作りその部屋の中の天井に煙感知器が無い場合は、その小部屋では火の手を感知できなくなります。
このような場合「煙感知器の未警戒区域」として、パーティションの欄間開け、もしくは小部屋に煙感知器を設置されるよう指摘されます。
このような小部屋を作りたい場合、既存の煙感知器を取り込むように、小部屋を増設する事が望ましいですね。
飾り付けや物で、避難誘導灯が見えない
避難誘導灯について、避難誘導灯はそれらが設置されているフロアからは、どこからでも見えるようにしなければなりません。
背の高いキャビネットやパーティションの設置、或いは営業会社でよくみられる垂れ幕等により、一部の場所で避難誘導灯が見えなくなるような状態は指摘事項となってしまいます。
例えば、広いフロアですと当然のように上記のような状態が発生してしまう事が多く見受けられるのですが、その場合には誘導灯を増設し、その誘導灯を辿っていく事で避難口にたどり着けるようにする事が求められます。
また、誘導灯が設置してある扉に、コピー機や、その他簡単に移設できない物を設置して、避難口を塞いでいる場合が見受けられるのですが、本来なら、それらの物を撤去して避難口を生かさなければなりませんが、2方向避難の原則にの則って、その他に2つ以上の出入り口が存在するならば、その場合は、むしろ誘導灯を撤去し、避難できない扉に誘導する事の無いように、その他の出入り口に誘導するように誘導灯を設置しておきましょう。
如何であったでしょうか、消防訓練の季節です(1)(2)(3)と長くなってしまいましたが、これ等は我々防災に携わる者として知っておかなければならない事です。
当然ですが防災センターに勤務する者としては物品の移動や部屋の増設時には、意見を述べたりお願いをしたりしなければなりません。
多くは、総務や営業が報告もなしに独自に行っている所がありますが、建築基準や消防・防火基準と照合して行っていれば問題はないはずです。
請け負う工務店や建築会社の方々熟知してますので、届け出等は行ってくれていると思いますが。その後管理については防災センターが妥協のない仕事をすればよいだけです。
消防訓練の季節です(1)では、法的義務、計画書、実施時期、実施時間等を述べさせて頂いております。
消防訓練の季節です(2)では、サイレンや実施のポイント、避難のポイント、訓練の確認点などについて述べさせて頂いております。
参考文献および資料
認定特定非営利活動法人日本防災士機構 防災士教本
一般財団法人日本消防設備安全センター 自衛消防業務講習テキスト
一般社団法人東京防災設備保守協会 防災センター要員講習テキスト
東京都首都直下地震帰宅困難者等対策協議会 事業所における帰宅困難者対策ガイドライン
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防災対策推進検討会議 自動車で安全かつ確実に避難できる方策
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事業所の防災センターに勤務していますと、必ずと言って行われる消防署の査察に立ち会わなければなりませんが、内心はドキッとする場面も多々あります。
あれほど従業員に注意を促しているのに何故ここに段ボールが、機材が置いてあるのか??まして、こんな日に限って・・・・これも私たち防災を管理する側からの従業員などへの注意喚起が足りない、周知徹底がされていない訳で、特に外国からの来日勤務者への説明不足が最近では目立っているのが現実です。
かと言って、只手を拱いている訳には行きませんのでそれ等にも対応出来るようにして行かなければ、もしもの場合に多くの人命を失ってしまう結果になる事も考えられますので早期の対策が必要になります。
勤務者に合わせたポップ作成や案内板の設置などの改善、社内に置いての防災セミナー等においての周知を図る等、環境への対応をお願いしておくことで協力を得られるようにして置くことが大切なのです。
「査察あるある」は危険
消防査察について、大規模な事業所になりますと毎年、その他の事業所でも数年毎に、管轄の消防署による消防設備及び消火施設に関する査察が行われます。
チェックされるポイントは、避難通路に於ける避難障害、スプリンクラーの可動範囲内での散水障害、間仕切りで囲われた小部屋における煙感知器の未警戒区域のチェック、避難誘導等が適切に目視できるかのチェック、その他にも、消火器の適正配置や屋内消火栓の扉の開閉障害とホースやノズルのチェックが行われます。
指摘された事項については、然るべき時期に是正を行いその結果を消防署に報告する事になります。
査察が実施されるので、慌ててキャビネットの上に置いてある物品を片付け、査察が終了すると元に戻すことがよく行われる、「査察有るある!」は分からないでもありませんが実際には危険な状態である事には間違いではなく、一度是正したら、継続されるよう、防火担当者は努力すべき事項であり暗黙の了解によって多くの人命を失うかもしれないのです。
物を置くところがない
避難障害について通路上、特に避難誘導等が設置してあるでは入り口に向かっている通路上に段ボール箱や備品などが置いてあり、それらを避けながら出ないと出入り口に行けない場合「避難障害」として改善が求められます。
基本的に、通路上に物が放置されている状態は避けるべきであり、避難階段やその踊り場、避難階段に通じる扉付近に物が置いてある場合は、量の多少に係わらず全てを除去すように指摘されます。
物があっては避難階段の扉が開けにくいとか、階段、踊り場に物を置くことは絶対に避けるべきなのです。
部屋を仕切り分けし活用したい!
散水障害とは180㌢以上の高さのあるキャビネット上に置いてある段ボール箱や書類によって、または後から施行して取り付けたパーティションにより、消火用のスプリンクラーが十分に機能しない(それらに遮られ、水が予定している場所に届かない)場合、「スプリンクラーの散水障害」として、それらの除去、あるいは撤去、スプリンクラーの増設が求められます。
基本的には、キャビネット上には物を置いてはなりませんが、特にスプリンクラーが近辺にある場合は絶対に行い事です。
新たにパーティションを設置する場合は、その近辺にスプリンクラーがある場合、欄間を必ず開けて水の動線を確保しましょう。
それでも欄間を閉じたい場合は、或いは欄間を開けているものの、角度によりパーティションが水の動線を妨げてしまう場合、水が遮断されてしまう側に新たにスプリンクラーを設置しなければなりません。
天井裏の水道管を引き回すため、簡単では済まなくなるばかりではなく思いがけない経費も掛かる事になります。
煙感知器の未警戒とは、事務室の一角に完全に期間をふさいだパーティションにより、小部屋を作りその部屋の中の天井に煙感知器が無い場合は、その小部屋では火の手を感知できなくなります。
このような場合「煙感知器の未警戒区域」として、パーティションの欄間開け、もしくは小部屋に煙感知器を設置されるよう指摘されます。
このような小部屋を作りたい場合、既存の煙感知器を取り込むように、小部屋を増設する事が望ましいですね。
飾り付けや物で、避難誘導灯が見えない
避難誘導灯について、避難誘導灯はそれらが設置されているフロアからは、どこからでも見えるようにしなければなりません。
背の高いキャビネットやパーティションの設置、或いは営業会社でよくみられる垂れ幕等により、一部の場所で避難誘導灯が見えなくなるような状態は指摘事項となってしまいます。
例えば、広いフロアですと当然のように上記のような状態が発生してしまう事が多く見受けられるのですが、その場合には誘導灯を増設し、その誘導灯を辿っていく事で避難口にたどり着けるようにする事が求められます。
また、誘導灯が設置してある扉に、コピー機や、その他簡単に移設できない物を設置して、避難口を塞いでいる場合が見受けられるのですが、本来なら、それらの物を撤去して避難口を生かさなければなりませんが、2方向避難の原則にの則って、その他に2つ以上の出入り口が存在するならば、その場合は、むしろ誘導灯を撤去し、避難できない扉に誘導する事の無いように、その他の出入り口に誘導するように誘導灯を設置しておきましょう。
如何であったでしょうか、消防訓練の季節です(1)(2)(3)と長くなってしまいましたが、これ等は我々防災に携わる者として知っておかなければならない事です。
当然ですが防災センターに勤務する者としては物品の移動や部屋の増設時には、意見を述べたりお願いをしたりしなければなりません。
多くは、総務や営業が報告もなしに独自に行っている所がありますが、建築基準や消防・防火基準と照合して行っていれば問題はないはずです。
請け負う工務店や建築会社の方々熟知してますので、届け出等は行ってくれていると思いますが。その後管理については防災センターが妥協のない仕事をすればよいだけです。
消防訓練の季節です(1)では、法的義務、計画書、実施時期、実施時間等を述べさせて頂いております。
消防訓練の季節です(2)では、サイレンや実施のポイント、避難のポイント、訓練の確認点などについて述べさせて頂いております。
参考文献および資料
認定特定非営利活動法人日本防災士機構 防災士教本
一般財団法人日本消防設備安全センター 自衛消防業務講習テキスト
一般社団法人東京防災設備保守協会 防災センター要員講習テキスト
東京都首都直下地震帰宅困難者等対策協議会 事業所における帰宅困難者対策ガイドライン
総務省消防庁 防災マニュアル
防災対策推進検討会議 自動車で安全かつ確実に避難できる方策
気象庁・局地的大雨から身を守るために 防災気象情報の活用の手引き
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環境省 人とペットの災害対策ガイドライン
長野県諏訪地域振興局 長野県魅力発信ブログ
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