SSブログ

防災センターとは? [防災センター]

スポンサーリンク

薄毛は飲み薬で治る時代!悩まないで挑戦してみて下さい

防災センターで必要な資格



防災センターって皆さんご存知ですか?・・・・知らない人が多いですよね。

実は大型商業施設や企業の入っているビル、病院などに設置されているのですが一般の方が目にする場所にはありません。


しかし、皆さんが目にしている火災報知機が作動した場合に火事や地震を感知する場所、そして皆さんにお知らせする場所が防災センターです。

そして中で働いているのが防災センター要員と呼ばれる方々で、主に設備員、警備員の方が管理運営しています。


中で働くにはそれなりの資格が必要で、東京都では防災センター要員講習修了者自衛消防業務講習修了者自衛消防技術認定者上級救命講習修了者などが必要となっています。

防災センター要員修了証.jpg
自衛消防技術認定証.jpg

この中で必須なのは防災センター要員講習修了証+自衛消防技術認定証の所持者でなければ成らないと規定されていますが、この規定は東京都だけです。


近年における防火対象物は大規模、高層、深層化が進み、同時に複合用途化、管理形態が複雑化し、在館者の安全を確保するための対策が重要なことから、東京都では火災予防条例において、一定の要件に該当する防火対象物に防災センターの設置を義務付け、また、消防法においても一定要件に該当する防火対象物に、総合操作盤の設置を義務付けているのです。

その総合操作盤は防災センター、中央管理室、守衛室その他これらに類する場所(防災センター)の常時人がいる場所に設ける事とされています。


防災センターは、通常は消防用設備等やその他各種設備の作動や故障等の状態監視を行いますが、火災等の災害が発生した場合には、災害情報の収集、伝達等を行う自衛消防活動所の拠点となります。

防災センターは、火災等の災害発生から鎮圧までの災害時における活動を適切かつ効果的に管理運営する極めて重要な役割を担っているのです。
(自衛消防業務講習・防災センター要員講習テキストより抜粋)





防災センター要員講習は?

防災センター要員講習修了証を貰うには、一般社団法人東京防災設備保守協会主催の2日間の講習日程を終了しなければなりませんが試験は簡単な者であり、特別難しいと云うものでは有りません。

ただ二日目に行われる実技講習は意義のあるもので、インパクトセッションにて実際に火災が起きた場合を想定した防災センターに勤務するものが身につけなければならない行動を覚える事が出来ます。


初日は座学中心ですが、昼休みにはロープワーク(希望者)が有ったり何かと身につけなければならないことを覚える事が出来ますので勉強になります。

二日目は午前中座学と試験、そしてインパクトセッション、地震災害が発生した時を想定した災害トリアージを勉強して終了となります。


講習が終われば東京都の場合は、防災センター要員講習修了証・自衛消防業務修了証(一般社団法人日本消防設備安全センター発行)が取得できます。

あくまで講習ですから実際に自分の勤務している防災センターに戻ってからの差異は仕方が有りませんが、其れでも知っているのと知らないのでは大きな差があります。


私の経験や諸先輩の話では、防災センターに勤務して実際に火事を経験した人は少ないのだとか、その為消防用エレベータの使用方法など忘れてしまった、放送文言がスムーズに出ない、階段が走れないというセンター要員もいるそうです。

私の場合はマンション管理でボヤ騒ぎもありましたし、病院では患者が病室内でタバコを吸ってベッド脇下のゴミ箱に捨てたために煙が出て煙感知器が作動したことも有りました。


特に団地型マンションの場合に子供たちが火災報知機を悪戯するというハプニングも、病院でも痴呆老人の方が火災報知機内にある受話器を取って家族と話そうとしたり、企業ビルでは外国人の方が排煙機のボタンや多目的トイレの緊急呼び出しボタンを押したり等々、その度に火災警報や緊急呼び出しが発報すると云う日々に追われていますので、ここで紹介していたらキリが有りません。

そのたびに防災センターに勤務する者は対処しなければなりません、これは仕事ですから仕方がない・・ではなく真火災だったら!、トイレで苦しんで倒れていたら!と考えるだけでゾッとしますよね。


そのための技術を取得する必要が、会社からの要請も有るかも知れませんが自ら取る人も多いのです。

私はすべて自費で取得しましたがこれには理由がありましたので、会社で負担してもらえるところが多いと思いますので相談してみてはいかがでしょうか。


講習会申し込みは一般社団法人東京防災設備保守協会のHPからできます。


参考文献および資料
認定特定非営利活動法人日本防災士機構 防災士教本
一般財団法人日本消防設備安全センター 自衛消防業務講習テキスト
一般社団法人東京防災設備保守協会 防災センター要員講習テキスト
東京都首都直下地震帰宅困難者等対策協議会 事業所における帰宅困難者対策ガイドライン
総務省消防庁 防災マニュアル
防災対策推進検討会議 自動車で安全かつ確実に避難できる方策
気象庁・局地的大雨から身を守るために 防災気象情報の活用の手引き
内閣府 防災情報のページより



スポンサーリンク



スポンサーリンク
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。