SSブログ

災害ボランティアの活動で、どのようなことを望まれているのか [ボランティア活動]

スポンサーリンク

薄毛は飲み薬で治る時代!悩まないで挑戦してみて下さい

多様化するボランティア活動とは?



ボランティアのイメージについて多くの方は「避難所で被災者の世話をする人」や、「壊れた家屋のガレキの片付け」等を思っている方が多いと思います。

昨年のラグビーワールドカップの時に、台風19号の影響によりカナダ:ナミビア戦の試合が中止なってしまいましたが、既に第一次リーグ敗退が決まっていたカナダ選手達は釜石市に残り、土砂や泥を撤去するボランティア活動を行ってくれたことは記憶にあるのではないでしょうか。



カナダ選手ボランティア.jpg


ライフライン(電気・ガス・水道など)の破壊に伴う生活支援への対応や、一時的な生活場所(避難所など)での集団生活の運営支援などが応急対応(救援ボランティア)の主な活動と言えるでしょう。



救援ボランティア活動の例

1)災害時要配慮者に対するボランティア活動

◎ 高齢者・・・・健康への配慮、生活援助、話し相手など。

◎ 障碍者・・・・手話、内部疾患専用の食事の支援など。

◎ 外国人・・・・通訳、集団生活の支援、食事の支援など。

◎ 子供・・・・・遊び場の提供、学習の援助、アレルギーへの配慮など。


2)情報に関するボランティア活動

◎ 被災者への各種生活情報の提供、被災地外への被災地状況の発信など。







復旧・復興ボランティア

発災後、徐々に社会システムが復旧していきますと、生活の個別領域(仮設住宅、街づくり、産業再生など)での支援活動が主となります。

また、復興期のボランティア活動では、応急対応期同様に、既存の対応主体の限界を補う支援を行うと共に、被災者・被災地が、自らの生活循環を再構築していく力を引き出す側面支援等も行います。


復興ボランティア活動の例

◎ 仮設住宅及び、復興住宅における高齢者の見守り、コミュニティづくりの側面支援を行う。

◎ 復興まちづくりに対するアドバイスを行う。

◎ 復興にかかわる様々な主体(被災者、地域コミュニティ、行政機関、専門家など)を繋ぎます。



事前の備えとしての予防ボランティア

救援ボランティア、復興ボランティアの経験を生かして、平常時の防災活動を支援していく活動です。

具体的な活動としては、被災地におけるボランティア活動の経験や学びを生かして、災害時の初動体制づくり(連携)をスムーズにするために平常時から様々な主体(地域住民、行政機関、ボランティアなど)を事前にネットワークしておく活動で、その経験や学びに基づいて住民の災害に対する意識啓発を行う活動などが上げられます。


予防ボランティアの活動の例

◎ 地域にける防災ネットワークづくりを行う。

◎ 自主防災組織や地方自治体が行う防災訓練や地域防災の取り組みのマンネリ化を防ぐ。

◎ 地域コミュニティにおける、住宅の耐震化や家具の転倒防止活動を行う。

◎ 広域災害に対応できる全国ネットワークづくりを行う。



多様化していくボランティア活動に共通して大切な事の一つは、社会の変化に伴い、複雑化している被災状況に、ボランティアが果敢に立ち向かい、支援の隙間の課題を見つけ、その課題に対して様々な主体トの連携による新たな対応の仕組みを作る事によって、課題解決を行っていくことです。

もう一つ大切なことは、人とのつながりが傷ついた被災者や被災地の回復を助けている点で、ボランティアの活動を通した人と人との繋がりが、途方に暮れた人や地域を前向きにし、それをキッカケに再建に向き始めていることが分かるのです。



参考文献および資料
認定特定非営利活動法人日本防災士機構 防災士教本
一般財団法人日本消防設備安全センター 自衛消防業務講習テキスト
一般社団法人東京防災設備保守協会 防災センター要員講習テキスト
東京都首都直下地震帰宅困難者等対策協議会 事業所における帰宅困難者対策ガイドライン
総務省消防庁 防災マニュアル
防災対策推進検討会議 自動車で安全かつ確実に避難できる方策
気象庁・局地的大雨から身を守るために 防災気象情報の活用の手引き
内閣府 防災情報のページより






スポンサーリンク



スポンサーリンク
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:地域

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。