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災害時のライフライン切断対応は?「電気」 [インフラ対策]

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災害時の電力供給の切断長期化すれば復旧活動に大きな影響が!


地震や雷、台風などの自然災害を始め、様々な要因によって電力設備が被災すると、停電が発生する場合があります。

台風によって大きな被害が出た、千葉県における大規模停電は記憶にあると思います。


千葉県の時には河川の氾濫もありましたが、家屋の倒壊や倒木等による断線や電柱倒壊、そして高圧電線用鉄塔が強風によって倒壊するという前代未聞の事故まで発生し、電力供給までにかなりの日数を要してしまいました。

一般に台風や雷などの時には、停電が発生するとしても比較的狭い地域であり、また短期間に停電が復旧することが多いのですが、既存不適格住宅が電柱や電線の近くに、また木の伐採がされておらずが覆い繁っていたために多くの箇所で断線、電柱倒壊が起きてしまったと考えられています。


阪神淡路大震災や東日本大震災のような大規模な地震が発生しますと、広い範囲で何日にも渡り、停電が継続することが予想されます。

災害時に停電が長引けば、避難、救急救命および、復旧活動に大きく影響を与えるだけではなく明かりを失うことで、人々は不安を抱くようになり、社会的混乱を大きくする可能性があるのです。


災害が起こる度に、一部メディアでは公助の遅れに対して批判や煽りを促しますが、SNS上でもライオンが逃げたとか犯罪者集団が横行しているとか騒がれましたが、確実な報道がされないことが多いのです。

また人々はなにも知らずに信用し拡散行為をしてしまう為、2月中旬から3月始めに起きてしまったトイレットペーパー不足騒動と同じような事が安易に起きてしまうのです。



災害時の停電発生と復旧方法

災害時に電力設備で異常が発生した場合、保護システムや監視システムが以上を検知し、その設備を電力系統から自動で切り離す制御が行われ、それに伴って停電が発生するのです。

家庭内の配線や電気器具などに電気的な異常が生じた場合も、同様に家庭用のブレーカーが異常を検知し電力系統から遮断(切り離し)される仕組むになっているのです。


電力設備の異常による停電の場合、ある範囲で停電が発生しますが、単一の設備異常であれば、その設備を電力系統から切り離し、被害のない安全な系統から送電することにより、かなりの範囲の停電が比較的短時間に解消されることが多いのです。

例えば、変電設備が被災した場合には、広範囲で停電が発生する場合がありますが、電力系統の切り替えや被災設備の切り離し、多重化された健全設備を使っての送電、移動用機器を使っての送電の再開などが行われ、、1~2日の内には殆どの地域で停電が解消されるようになっています。


ただし、配電設備が地震時の建物倒壊や火災の影響、さらには広い範囲での土砂災害や津波、液状化などによる電柱倒壊や電線の断線といった被害を受けた場合、此のような地域では道路の寸断等が考えられ、復旧に必要な要員・資機材が十分に投入できないため、停電が長引くことが想定されます。







停電後における二次災害「通電火災」を防ぐには

災害時に電気による二次的災害として電気火災があります。

これは地震時などに電気ストーブや電気コンロ、鑑賞魚用ヒーター等熱を発生する器具(電熱器具)が家屋の倒壊や機器の転倒・落下・損壊等によって、可燃物と接触して、火災に至るケースが多いのです。


電熱器具は一般的に人がいる状態で使われていますが、地震発生直後には機器のスイッチを切る、コンセントからプラグを抜く、避難するときにはブレーカーを落とす(切る)等により、火災を防ぐことはある程度可能なのです。

しかし、混乱した状態で此のような処置がされなかった場合、あるいは停電になったため此のような処置をせずに避難したとき、送電が再開されたときに火災が発生することがあるのです。


いわゆる「通電火災」と呼ばれていますが、電力会社では、電気火災防止のために電柱や電線を復旧したあとに一戸一戸の安全を確認しながら送電を再開しています。



災害時の電気災害を防止するため、家庭で気を付けること

1)グラッと来たらスイッチを切って、プラグを抜く。
使用中の電気器具のスイッチを必ず切る。
特にアイロン、ドライヤー、トースターなどの電熱器具は家事の原因となるため、コンセントからプラグを抜く。
しかし、強い地震の最中には困難なので、まず見の安全を確保してから、火の始末、電気器具のスイッチを切り、プラグを抜きましょう。

2)電気器具の消化は、必ず消火器で。
万一、電気器具が燃えた場合は、むやみに水をかけたりしないで、まずブレーカーを切って消火器で消しましょう。
この際に、消火器が電気器具の火災に適しているかどうか表示されていることを確認してください。

3)災害時にはエレベーターを使用しない、乗らない。
地震、火災などで建物から避難するときには、エレベーターは使用しない、乗らないでください。

4)避難するときには、ブレーカーを切る。
地震が起きても設備に異常がなければ電気は家庭に送られています。
家の外へ避難するときには電気の消し忘れによる事故を防ぐため、必ず分電盤のブレーカーを切りましょう。

5)切れた電線には絶対に触れない。
切れて垂れ下がった電線には絶対触れないでください。
電線に樹木や看板、アンテナなどが接触している場合も危険ですので、見つけたときにはすぐに電力会社に連絡しましょう。

6)壊れたり、水に浸かった電気器具などは使わない。
壊れたり、一度水に浸かった屋内配線や電気器具は漏電の原因となり危険なので使わないでください。
家屋が水に浸かった場合は屋内配線の安全点検が必要なので、電力会社へ連絡しましょう。



電気器具は通電火災ばかりではなく、感電事故もありますので十分な配慮が必要となります。

せっかく災害から自宅へ戻れたのにブレーカーをあげたら火災が起きた・・と成らないように電力会社に相談して、電気器具が水に使っていないか、スイッチは切られているか、コンセントからプラグが外れているか等を確認してから、ブレーカーをあげましょう。


用意してもらいたい電気必需品

ダイナモ付き充電ラジオや懐中電灯(電池式も含む)、容量の大きいバッテリーパック(携帯電話やPCの充電に)、ソーラー式バッテリーパックや充電機器類等、発電機等

あれば便利なものばかりですが、高額なものや大きなものまでありますので必要性の高いものだけを選んで通常の生活で使うようにしましょう。



参考文献および資料
認定特定非営利活動法人日本防災士機構 防災士教本
一般財団法人日本消防設備安全センター 自衛消防業務講習テキスト
一般社団法人東京防災設備保守協会 防災センター要員講習テキスト
東京都首都直下地震帰宅困難者等対策協議会 事業所における帰宅困難者対策ガイドライン
総務省消防庁 防災マニュアル
防災対策推進検討会議 自動車で安全かつ確実に避難できる方策
気象庁・局地的大雨から身を守るために 防災気象情報の活用の手引き
内閣府 防災情報のページより




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