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火山噴火のメカニズムと被害について [火山噴火]

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長野県中部において地震群発、地下の浅い所にマグマがあるから??




2020年4月上旬あたりから、長野県中部を震源とする地震が群発していますが、27日にも松本して震度3の揺れを観測する等しており専門家は「しばらくは揺れに伴う土砂崩れや雪崩に注意が必要だ」と注意喚起を促しています。

長野県中部では今月上旬から地震が相次いで発生、今月23日にはマグニチュード5.5の地震が起きて松本市では震度4の揺れを観測しているのです。


長野県中部を震源とする地震.jpg


今月に入ってから発生した震度1以上の揺れを伴う長野県中部を震源とした地震は、27な日午後5時までに57階の上っており、この地域の地震に詳しい京都大学防災研究所の大見士郎准教授によりますと、「体に感じない揺れを含めると地震は数百回ほど起きている」と言う事です。

また地震活動は上高地の盆地の東の縁にある「徳本峠」付近から始まり、次第に北西方向へ広がっていると言う事です。


大見准教授によりますと、この地域では過去にも群発地震が繰り返し発生していて、最近では一昨年11月に活動があったほか、平成23年度の日が日本大震災の直後や平成10年にも活発な地震活動があったと話しています。

これまでの研究では、この地域は地価の浅い場所まで軟らかいマグマがあり、地震を引き起こす固い岩盤は比較的薄いと見られていて、地震の規模は大きくてもマグニチュード5~5.5だと言う事です。


長野群発地震.jpg


「地震はしばらく続く可能性が有る。新型コロナウイルスの影響で観光客はいないと思うが、震源が浅いためにマグニチュードが小さくても震源から近い場所では強い揺れに襲われる恐れがあり、土砂崩れや雪崩などに注意が必要だ」(大見准教授)


一方、震源の近くにある焼岳では地殻変動などのデータに今のところ異常はなく、大きな噴火につながるような兆候は見られないと言う事です。

ただ、この震源の近くには糸魚川~静岡構造線(フォッサマグナ)と中央構造線がか重なって走っていることが重要視されているのです。









活火山と噴火のメカニズム

活火山とは、今後も噴火活動をする可能性が有る火山の事ですが、個々の火山の寿命をあらかじめ知る事などは不可能なため、これまでの経験に基づいて活火山を定義することになります。

日本では諸外国と同様に「最近1万年間に噴火したことが有るか、現在も活発は噴気活動をしている火山」「活火山」と呼んでいます。


日本の活火山は北方領土や海底火山を含めると111に達し、2011年にそれまでの108火山に2火山が付け加えられ、さらに2017年に1火山が付け加えられました。

全ての火山の噴火履歴がが分かっているわけではない為、今後も調査が進めば活火山の数が増える可能性もああります。


地震と火山の関係.jpg


噴火はマグマが地表に近づく事で起こる訳ですが、マグマは地下の岩石が溶ける事で出来る流体であり、地球の内部のどこかに広大な流域を占めて常に存在しているものではなく、それぞれの火山の下で地球内部の岩石の一部が溶けて、一定の期間だけマグマが存在するのです。

この期間が個々の火山の寿命だと考える事が出来ますが、多くは数万年前から数十万年程度と考えられています。


マグマが作られるのは、地球内部の岩石の温度が融点を超える場合であり、一般的には地球震度の高温の岩石がその浮力のため上昇して比較的浅い場所(数十~100km程度の深さ)に達するときです。

しかし、日本のようにプレートが沈み込む地域ではマグマの生成に水が大きな役割を果たしていると考えられ、沈み込んだプレートが深さ100数十キロメートルに達すると、プレートから水が放出され、この水が列島直下のマントルに供給されるのです。


マントルの岩石の融点は水が加わる事で下がるため、地下50~70kmで岩石が溶け、マグマが作られるのです。

マグマは通常、周囲の岩石より密度が小さく軽いので、地表に向かって上昇を始めますが、途中で周囲の岩石と密度が釣り合い、停滞することが有ります。


このようなマグマがある深さ出ていた位置して作る溜りの事を「マグマ溜まり」と呼び、マグマ溜まりにある程度蓄積したマグマは結晶化が進むなどして再び浮力を得ると、やがて地表に向かって移動して火山噴火を起こすことになるのです。







爆発的噴火と噴煙

噴火によってマグマが地表にもたらされた場合に「マグマ噴火」と呼びますが、マグマが地表に現れない噴火(有名なのは神奈川県箱根の大涌谷など)も有り、火山によっては地下水がマグマの熱やマグマから分離した高温の気体成分などによって熱せられてできた熱水だまりを地下浅部に持つ物も有ります。

通常はわずかに漏れ出した熱水が噴気となって火口周辺から立ち上がることが多く、急激な減圧や加圧によってこの熱水だまりのバランスが崩れると、一気に水蒸気になって爆発し、周囲の岩石を吹き飛ばして噴火を起こすことがあり、これを水蒸気噴火と呼びます。


水蒸気噴火.jpg


マグマの熱によって水が一挙に水蒸気になる際にマグマと周囲の岩石を粉砕して噴火を起こすことが有り、この場合はマグマ水蒸気噴火と呼ばれ、マグマの性質に関係なく爆発的になり、噴出物中にマグマの破片などを含んでいます。


火山噴火には大量の火山灰や岩石辺を上空まで噴き上げるような爆発的なものから、岩石をドロドロと流し続けるもの、ゆっくりと高温で粘性の大きなマグマが上昇して溶岩ドームを形成するものまで様々なのです。

このような噴火の様式の違いは、主にマグマの化学組成の違いに起因するマグマの粘性と、マグマに含まれる水などの揮発成分の量によって決まるそうです。



参考文献および資料
認定特定非営利活動法人日本防災士機構 防災士教本
一般財団法人日本消防設備安全センター 自衛消防業務講習テキスト
一般社団法人東京防災設備保守協会 防災センター要員講習テキスト
東京都首都直下地震帰宅困難者等対策協議会 事業所における帰宅困難者対策ガイドライン
総務省消防庁 防災マニュアル
防災対策推進検討会議 自動車で安全かつ確実に避難できる方策
気象庁・局地的大雨から身を守るために 防災気象情報の活用の手引き
内閣府 防災情報のページより




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