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川の水は冷たい、冷たい洪水から身を守れ [風水害]

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今年は雨がよく降りました、7月には晴れ間が1日と云う時も!!


今年は異常気象と云えるかは分かりませんが、7月までは雨がよく降り日照時間が平年の41~55%と少なく、また8月~9月には各地で平年より気温が高くなりました。

ところが10月に入れば、また雨と台風が続き秋雨前線が活発化して冷たい空気をもたらせて、11月下旬並み気温となってしまい、体調管理が難しい日々が続きました。


垂直避難.jpg



此れから川の水が冷たくなっていく季節になりますが、この時期の台風による雨水や水害による洪水の水が大変冷たくなってきます。

洪水でやっと自ら上がっても外気温は低く、雨水も同じで冷たい雨に体をさらした場合には体温が一気に奪われて、夏とは違い震えるような思いで避難所に向かう事になってしまうかもしれません。


皆さんは寒さをどのように捉えているかは分かりませんが、この冷たさ、寒さに長時間さらされますと命を脅かすリスクになると言われています。

そうならないためにも私たちは、台風や大雨情報が出されて時には早めの避難が求められる訳です。





命を脅かす水温とは?

私たちの体リスクを高める水温は17度と云われていますが、洪水の水温がこれより低い場合、水の中にいる事で低体温により命を奪われる可能性が有る・・と云うのです。

しかし、この水温より高ければ一晩くらいの間にわたって我慢する事も出来ると言われているのに対して、下回れば一晩も持たない危険な水温であり、1度ごとの低下によって残された命は急速に低下するそうです。

床上浸水.png



陸で服を着ていても安心はできません、雨水などでずぶ濡れになれば同じことが起こるとの事で、気温が20だったとしても服に含まれた水が少しずつ蒸発する事によって熱が奪われ、場合によっては服に含まれる水の温度が17度を割ることも有るとか、その時の湿度によって変わると云われています。

例えば、気温20度、湿度93%、風速15m/s、湿度は比較的高いのですが、ずぶ濡れ状態での衣服内の水の温度は変わらず20度なのですが、これによって命の危険性はそれほど高くないのですが、風速15m/sの風にあたる事で体感温度は9.6度となり、屋外ではずぶ濡れでなくてもかなり寒い思いをする事になるそうです。


もし外気温が18度とかだった場合には、体感温度が10度を下回っているわけですから低体温による命の危険性は高くなる訳で、冬の装いでなければ寒い思いをする事になりますよね。





洪水の水温の情報は大事

洪水の水温は河川の水温に直結しているわけで、全国の河川の水温を知ろうとすれば、国土交通省「川の防災情報」が最も適しているそうです。

各観測所では、24時間以内の水温を1時間ごとに計測し、公開していると云う事ですから信頼性は高いですが、一般の人が見る事はなかなか出来ませんので、出来ましたら危険性のある河川を抱えている自治体が水位ばかりではなく水温の情報も提供して頂けるとありがたいですね。


川の水温は冬に向かって日を追うごとに下がっていくのは皆さんもご存知ですよね、平均的には10月には水温は20度を割るほどに、特に今年は気温がかなり下がっていますので15~7℃くらいにまで下がっているかも知れません。

前述しているように、17度を下回れば危険リスクが高まる訳ですからこの時期に洪水には注意が必要であり、特に内陸部の河川洪水においては要注意と云えるでしょう。





早期の避難を心掛けましょう。

いままで述べてきましたように今の時期に冷たい洪水の水に浸かると、低体温により長時間、体が持たなくなり、陸に上がってもずぶ濡れの状態が続けば体温が奪われてしまい、そのスピードは速く、その為にも濡れない工夫が必要となります。

その為にも、私たちはテレビやラジオ、自治体等からの情報を収集し、出来るだけ早く雨が激しくなる前の早期の避難を心掛けましょう。


周辺の冠水が始まってしまったら自宅2階などのへの垂直避難を、その際には防寒具の準備をすると共に、ライフジャケットや緊急浮き具なども準備しましょう。

ライフジャケット.jpg



万が一2階に浸水が始まったら、外の水に流されることに備えて準備を、冷たい洪水の水温に体がやられないように防寒具を着込みましょう。


防寒具は着れば着るほど浮きやすくなるので安心ですのでスマートフォンなどで救助要請をして、救助が来るまで待ちましょう。

垂直避難にしても、周辺の避難所に避難するにしても避難=安全ではなりません、避難所だって浸水する可能性は有るのです。


その為にもハザードマップを活用し、自分にとって身近で安心できる避難所へのルートの確認をしておきましょう。





参考文献および資料
認定特定非営利活動法人日本防災士機構 防災士教本
一般財団法人日本消防設備安全センター 自衛消防業務講習テキスト
一般社団法人東京防災設備保守協会 防災センター要員講習テキスト
東京都首都直下地震帰宅困難者等対策協議会 事業所における帰宅困難者対策ガイドライン
総務省消防庁 防災マニュアル
防災対策推進検討会議 自動車で安全かつ確実に避難できる方策
気象庁・局地的大雨から身を守るために 防災気象情報の活用の手引き
内閣府 防災情報のページ
環境省 人とペットの災害対策ガイドライン

より




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